ニキビと運動

 

「運動をすればニキビって減る?」と疑問に思ったことはありませんか?

逆に「運動をするとニキビができるって本当?」と考えていませんか?

 

今回はそんなニキビと運動について解説していきます。

美容のために運動をするという人は少なくありません。

 

実際、モデルや女優の方で運動をしている人はかなり多いでしょう。

と言っても、ダイエットや体型維持のためのもので、肌をキレイにするためというわけでは無いと思いますが。

 

ただ「美容のためってことは運動することでニキビを減らすこともできる?」と考えてもおかしくはないです。

一方で、汗をかくことや紫外線などを気にして、運動を避けるという人もいます。

今回はニキビに絞って、運動の効果やメリット、デメリットをまとめていきます!

 

ニキビと運動の関係について!ニキビを治すときは運動した方がいい?

ニキビは色々な要因が複雑に絡み合っているので、一概に関係が無いとは言えません。

しかし、”ニキビを治すために運動をするのはオススメしない”です。

 

なぜなら、運動をしてニキビが治るなんてことはほぼ無いからです。

確かに有酸素運動や無酸素運動は体に良い影響を与えてくれます。

 

健康や美容のために運動をする人がいるくらいですから、それは間違いありません。

しかし、ニキビは尋常性ざ瘡という皮膚疾患のひとつです。

 

”運動で皮膚の病気が治ることはほぼ無い”でしょう。

ただ今現在、運動をしているという人は続けても良いです。

 

ニキビと運動は関係がないとは言えませんが、”ニキビを治すときに考えることでは無い”と考えています。

ニキビの治療に大きく関係があるわけではないですが、ニキビへのメリット・デメリットはあります。

 

運動によるニキビへの効果とメリット

運動のメリット

 

運動をして得られるニキビへの効果は3つあります。

 


 

  • ストレス解消
  • 寝付きが良くなる
  • 血行を促進してターンオーバーを正常にする

 


 

すべてニキビと関わりのあることですし、ニキビに悩む人のメリットと言えます。

ただ勘違いしてほしくないのが”運動でニキビを治せるわけでは無い”です。

 

これをご理解の上で、それぞれ解説していきます!

 

1.ストレス解消

運動はストレス解消につながります。

 

レギュラーエクササイズが、ヒトでも動物でも寿命をのばすことが報告されているが、酸化ストレスに対する抵抗性の改善がその一因をなしていることは想像に難くないであろう。

(引用元:運動と酸化ストレス)

 

”激しい運動はかえってストレスを増やす”ことになります。

詳しくは後ほど解説しますが、運動が逆効果になることも考えられるのです。

 

しかし、”運動によってストレスを解消できるなら、ニキビ予防にもつながります。”

なぜなら、”ストレスはホルモンバランスを乱し、「皮脂の過剰分泌」や「角化異常」”を引き起こします。

 

ストレスを感じたときにニキビができた経験があるという人も多いでしょう。

実際に昔から指摘されている原因のひとつです。

 

2.寝付きが良くなる

ある調査では”運動をすると、寝付きが良くなる”ことがわかっています。

寝付きが良ければ、ある程度の睡眠時間がとれるのでニキビの予防になります。

 

というのも、睡眠不足はニキビの原因になるからです。

なぜなら、寝ているときは”コルチゾール”というホルモンを抑制しているのですが、睡眠不足では抑制されず分泌量が増加します。

 

結果として皮脂の分泌が増加して、ニキビを悪化させてしまうのです。

寝付きが良ければこのような事態になることはほとんどないでしょう。

しかし、運動をすれば質の高い睡眠になるかと言われれば、そうでもありません。

 

運動習慣を有する学生において「寝付きが良好」なものが多い一方で「睡眠時間が不十分」と感じているものも多く、必ずしも運動習慣のあるものが良好な睡眠傾向を有しているわけではなかった。

 

睡眠不足がニキビの原因になるメカニズム!肌のゴールデンタイムは間違い!?

 

3.血行を促進してターンオーバーを正常にする

「新陳代謝」という言葉は知っているでしょうか?

肌の細胞が生まれ変わることを指すのですが、これの肌に特化したものが「ターンオーバー」と呼ばれています。

 

肌の細胞は寝ているときに、血液を通して栄養が届けられます。

この栄養を使って、肌の修復が行われ、ターンオーバーがされるわけです。

 

ここで”血の巡りが悪いと、栄養が届きにくくなります。”

すると、ターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下することは想像が付きます。

”運動をすることで血行が促進されれば、栄養が届きにくくなるということも予防できる”でしょう。

 

ターンオーバーとは?そのメカニズムから正常にする方法まで

 

運動をすることのデメリットは?

運動のデメリット

 

運動をして起きるニキビへのデメリットが3つあります。

 


 

  • マラセチア菌が活発になる
  • アンドロゲンが増加する
  • 活性酸素が増える

 


 

それぞれ解説していきます!

 

1.マラセチア菌が活発になる

ニキビの他にマラセチア毛包炎という背中や胸にできるブツブツがあります。

 

マラセチア毛包炎

引用:DERMQUEST

 

見た目はニキビにそっくりですよね?

ただこの病気の原因は”マラセチア菌”というカビ菌の一種です。

 

よく運動をする人や汗をかきやすい夏にできる傾向があります。

これは”マラセチア菌が汗を好む性質があるから”です。

運動をすることで、ニキビとは別の肌トラブルを引き起こす原因になりかねません。

 

背中ニキビが治らない人はマラセチア毛包炎かも。原因から早く治す方法まで紹介

背中ニキビを治す超現実的な方法!背中ニキビの治し方まとめ!

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2.アンドロゲン(男性ホルモン)が増加する

アンドロゲンとは、男性ホルモンのことでニキビの原因に大きく関係するホルモンです。

このホルモンが増えると、”皮脂分泌の促進””角化異常”が起こります。

 

どちらもニキビの根本的な原因です。

そんなホルモンが運動をすると、増加することがわかっています。

 

軽運動を行うと、精巣とは無関係に海馬で男性ホルモン(アンドロゲン)、なかでも作用が最も強いDHTが作られ、その傍分泌作用を介して神経新生が高まるとする新しい概念を提唱。

(引用元:軽運動は海馬の男性ホルモンを高める

 

”アンドロゲンが増えると、ニキビができやすい環境になるのは間違いない”です。

そうなると、運動をする人はニキビができやすいと言えそうですが、実際はもっと複雑で一概には言えないのでしょう。

 

3.活性酸素が増える

運動をすると活性酸素が増えるという研究データもあります。

 

エレベスト登山等の激しい運動あるいは長時間の運動により体内に活性酸素の一つである過酸化脂質が増加することが知られている。

(引用元:運動と活性酸素

 

活性酸素とは体に必要なものですが、ニキビの炎症や肌の老化に関わるものです。

アンチエイジングで抗酸化作用があるものを使うのは、この活性酸素による酸化を防ぐためです。

 

ニキビの炎症に関係しているので、あまり増やしたくはありません。

しかし、激しい運動をすると増えてしまうので、それはデメリットのひとつと言えます。

 

ニキビにオススメの運動は?

初めにも言ったように、”ニキビのために運動をする必要は無い”です。

ただどうしてもやりたいという人は、軽い運動をするのが良いでしょう。

 

そのときは後ほど説明する注意点を守って、実践してください。

紹介するのは以下の3つです。

 


 

  • ジョギング
  • ウォーキング
  • ヨガ

 


 

それぞれ解説します!

 

1.ジョギング

ジョギング

 

”ジョギングは1日20分ほどが目安”です。

長くやりすぎると、活性酸素の影響が出てくるので、注意してください。

 

ジョギングは無理のないスピードで、できるだけ継続して続けることを意識しましょう。

また、汗をかいたらすぐに拭いて、水分補給はかかさないことです。

 

2.ウォーキング

ウォーキング

 

”運動経験が少ない方はウォーキングから始めるのがオススメ”です。

負荷が少ないですし、怪我のリスクも低くなります。

 

それでも有酸素運動だということは間違いありません。

なので、あまり運動してこなかった人はやってみてはいかがでしょうか?

 

3.ヨガ

ヨガ

 

ヨガは簡単に見えますが、有酸素運動のひとつです。

ランニングのような激しい運動ではありませんが、思ったよりもキツイ印象でした。

 

それでも長く継続して行う運動には向いています。

やりたい人は一度ヨガ教室で、ポーズや呼吸法を学んでみましょう。

 

運動をするときの注意点

運動するときは以下の3つに注意します。

 


 

  • 紫外線対策はしっかりとする
  • 水分補給を定期的にする
  • 激しい運動は酸化ストレスにつながる

 


 

それぞれ解説します!

 

1.紫外線対策はしっかりとする

日焼け止め

 

”外で運動をするウォーキングやジョギングでは、紫外線対策を欠かさない”でください。

紫外線はニキビの原因のひとつですし、薬を塗っていてバリア機能が低下しているとシミやニキビ跡の原因になります。

 

日焼け止めは普段使いでも、ウォータープルーフ(防水加工)をオススメです。

特に運動するときは汗で日焼け止めが流れやすいので、ウォータープルーフの日焼け止めを使ってください。

ただし、そのときは”SPF30くらいで、洗顔をするだけで落とせるような日焼け止めをオススメ”します。

 

紫外線がニキビの原因に!?絶対に必要な紫外線対策まとめ

【2018年】ニキビ肌にオススメの日焼け止めランキング!状況別に紹介!

 

2.水分補給を定期的にする

水分補給

 

これはニキビというよりも基本的なことですが、水分補給は定期的にしてください。

水分をとらずに運動をしていると、脱水症状になりやすくなります。

 

僕は中学のサッカーの試合で脱水症状になり、痛い目にあっています(笑)

吐き気がとまらず、病院に行きました・・・。

 

軽い運動でそこまでなるとは思えませんが、”運動のパフォーマンスが落ちるので水分補給をした方が良い”です。

飲み物は塩分と水分が一緒にとれるスポーツドリンクがオススメです。

のどが渇いたら飲むようにして、脱水気味にならないようにしましょう。

 

3.激しい運動は酸化ストレスが上昇する

運動をすると、酸化ストレスの上昇が見られた研究が多くあります。

 

活性酸素、フリーラジカルの産生は酸素消費量に比例する。運動を行うと当然酸素消費量は上昇するが、運動による酸化ストレスの上昇を示した研 究も多い

(引用元:運動に関連する酸化ストレスと抗酸化作用)

 

酸化ストレスとは、「酸化によって起こる体に有害な働き」のことです。

運動のデメリットについては説明してきましたが、運動をするときはこういったデメリットがあるということを覚えておいてください。

 

ただ「運動をせずにダラダラしろ」というわけではないので、そこは誤解しないようにお願いします。

寿命の話で言えば、一番短命なのは運動せずに食生活が乱れている人です。

 

しかし、運動をしている人の寿命が長いというわけではなく、一番は運動せず食事制限をしていた人というデータがあるのも事実です。

(参考:http://ci.nii.ac.jp/els/contents110001916844.pdf?id=ART0002116594

 

なぜストレスがニキビの原因に?ストレスニキビの治し方を解説!

 

まとめ

ニキビと運動についてまとめましたが、初めに言ったようにニキビを治すために運動をする必要はありません。

これは運動でニキビを治すことはできないからです。

 

ニキビのために運動をするなら、皮膚科で貰える薬を使って洗顔や保湿を継続することに力を入れた方がいいでしょう。

今現在、運動をしているという人はダイエットや体型維持という別の目的があるでしょうから続けるのが良いと思います。

 

運動による体への影響は奥が深いので、これでニキビができるできないの結論を出すのは難しいです。

まとめると、”ニキビを治すときは運動について考えなくても良い”と言えます。