ステロイド

 

「ニキビにステロイドは効果がありますか?」

「ステロイドがニキビの原因になるって本当?」

 

今回はニキビとステロイドについて解説していきます。

ステロイドは抗炎症作用のある薬なのでニキビに効果がありそうですが、実際はオススメできない薬です。

 

なぜなら、”ステロイドを使ってしまうと、逆にニキビの原因になる恐れがあるから”です。

家にステロイドがあるからといって、むやみに使ってしまうのはオススメできません。

 

今回はそんなステロイドとニキビについてまとめていきます!

ニキビとステロイドについて気になっている方は参考にしてみてください!

 

ステロイドはニキビに効果ある?

ステロイドは薬の中でもかなり有名な薬です。

いまさら説明する必要もないと思いますが、炎症を抑える働きや免疫力を抑制する働きがあります。

 

この効果からニキビにも良さそうな気がしますが、科学的な効果は認められていません。

ある研究では、”ステロイドクリームをニキビに悩む人に使ったが改善は認められない”という結果が出ています。

 

Therapeutic effect was assessed by the number of active and less actively inflamed papules and pustules present at the beginning and end of the 3 week trial period. No significant change in lesion counts was observed. This result indicates that a potent topical steroid cream produces no short-term improvement in patients with moderate acne.

訳:治療効果は、3週間の試験期間の開始時および終了時に存在する、活性のある炎症を起こしにくい丘疹および膿疱の数によって評価した。病変数の有意な変化は観察されなかった。この結果は、強力な局所ステロイドクリームが、中等度の座瘡患者の短期間の改善をもたらさないことを示している。

引用元:The use of a corticosteroid cream for immediate reduction in the clinical signs of acne vulgaris.

 

この研究結果から、ステロイドによるニキビへの効果は証明されませんでした。

また、”日本皮膚科学会も炎症のあるニキビにステロイドを推奨していません。”

 

炎症性皮疹に、ステロイド外用を推奨しない。

引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017

 

日本皮膚科学会は、”科学的にステロイドの効果が証明されていない”のと”ステロイドを長く使っているとニキビの原因になる”ということで推奨していません。

このように一見すると、”効果がありそうなステロイドですが、科学的にはニキビへの効果はない”のです。

 

ステロイドを飲むとステロイドニキビができる?

ニキビにも色々な種類がありますが、その1つにステロイドニキビというのがあります。

ステロイドニキビとは、”ステロイドの飲み薬を2~6週間ほど飲み続けるとできるニキビ”です。

 

主に別の肌トラブルに悩まされている人がステロイドの薬を飲んで、できてしまうというケースが多いです。

とはいえ、ステロイドニキビは薬をやめると自然に治っていきます。

 

なので、特別治療は必要ありません。

ただし、ステロイドニキビにはマラセチア菌が100%いるという報告もあります。

ステロイドニキビが治らない場合は、”イオウカンフルローション””ニキビに使われる抗菌薬”を使うのが有効です。

 

テラ・コートリルはニキビに使っても大丈夫?

テラ・コートリル

 

当サイトでは、”市販薬の中でテラ・コートリルという薬をオススメ”しています。

理由はテラ・コートリルの有効成分が皮膚科で使われる飲み薬と同じ系統の成分だからです。

 

具体的には、”オキシテトラサイクリン塩酸塩””ヒドロコルチゾン”という成分が配合されています。

オキシテトラサイクリン塩酸塩という成分は、ビブラマイシンやミノマイシンといった皮膚科で使われる飲み薬と同じなのです。

 

しかし、ヒドロコルチゾンという成分はステロイドの一種です。

ステロイドの中では最も弱い成分ではありますが、長く使い続けるのはオススメできません。

 

テラ・コートリルの注意書きでも、”5~6日使用しても症状が治らない場合は使用を中止してください”と書かれています。

テラ・コートリルは正しく使う分には問題ないと思いますが、長く使うことだけでは注意した方が良いです。

 

睡眠不足がステロイドホルモンを増加させる

睡眠不足

 

今回はステロイドについて解説してきましたが、実は体内にもステロイドが存在します。

その中で特に関係しているのは、”コルチゾール”というホルモンです。

 

睡眠中はコルチゾールというホルモンが抑制されていますが、”睡眠不足になるとコルチゾールの分泌が増加”します。

このことから、”睡眠不足になると皮脂の分泌が増加して、ニキビが悪化する要因になる”と考えられています。

薬のステロイドとは関係ありませんが、生活習慣によって体内のステロイドの分泌を増加させてしまうこともあるので注意しましょう。

 

まとめ

”ステロイドはニキビを治せそうな薬ですが、実際は治すどころか原因になる可能性がある薬”でした。

家にステロイドがあるからといって、むやみに使うのはやめましょう。

 

またテラ・コートリルには弱いステロイドが配合されています。

市販薬の中でもオススメな薬ですが、長く使い続けるのはオススメできません。

 

後は”睡眠不足がコルチゾールを増加させてしまう”ので、気をつけてください。

それではニキビとステロイドについて気になっていた方は参考にしてみてください!