「ニキビを治したいけど、自分のスキンケアに自信がもてない・・・」と思っていませんか?
または、自己流で適当に洗顔や保湿をやってはいませんか?
もしかすると、”あなたの間違ったスキンケアがニキビの原因になっているかも”しれません。
肌に負担をかけるスキンケアはニキビの原因としてよく挙げられます。
そこで、この記事では洗顔から日焼け止めまでのスキンケアについてまとめていきます。
自分の洗顔や保湿に自信をもてていない人は参考にしてみてください!
目次
スキンケアのルール
当サイトでは色々な化粧品を紹介しています。
洗顔料からオールインワンゲルまで結構なお金をかけてレビューをしてきました。
しかし、スキンケアに関しては”シンプルにするのが良い”と考えています。
具体的には、”使う化粧品の数を減らす”ことです。
多くの人が保湿に化粧水や美容液などを使って、保湿しています。
それを徐々に少なくして、肌に触れる回数そのものを減らしてみましょう。
「保湿」=「化粧水・美容液・乳液・保湿ゲル」というイメージがあるかもしれませんが、要は”乾燥を防げれば良い”わけです。
ちなみに米国皮膚科学会でも基礎化粧品の数を減らすようアドバイスがされています。
Limit the number of skin care products you use.Using too many products on your skin, especially more than one anti-aging product.tends to irritate the skin.
(訳:あなたが使用するスキンケア製品の数を制限してください。あなたの肌に多すぎる製品、特に1つ以上のアンチエイジング製品を使用していると、皮膚を刺激します。)
(引用元:Skin care on a budget)
理想的なのは、洗顔→保湿剤1つです。
多くの化粧品を使っている人は、減らす努力からしてみましょう!
スキンケアの流れ
上記は朝と夜のスキンケアの一般的な流れです。
ディフェリンゲルと抗菌薬を使っている女性をイメージしています。
使っている薬や性別によって流れが変わってきますが、基本はこの順番です。
特に保湿や薬、日焼け止め辺りは順番を間違える人が多いので注意してください。
それでは、クレンジングからファンデーションまで解説していきます!
クレンジングするときのルール
ニキビに悩んでいても、クレンジングを利用するのは「あり」です。
ニキビ治療の本にもメイクを落とすには洗顔料ではなく、クレンジングが必要になると書かれています。
またニキビ治療ガイドライン2017には、クレンジングについて以下のように解説されています。
オイルクレンジングで痤瘡の個数は改善し、クレンジング使用による悪化はなかったとする報告が、日本から出されていることから、オイルクレンジングを悪化因子とする根拠はなく、むしろ安全に使用できるメイク落しの一つの候補となる。
(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017)
ということで、クレンジングはニキビに悩んでいても、使って大丈夫です。
ただ使うときはいくつかポイントがあります。
- テクスチャーを十分に使って、「優しく」なじませる
- ふき取りクレンジングは避ける
1つめの”テクスチャーを十分に使うのは摩擦で落とそうとするのを避けるため”です。
ゴシゴシと強く洗えばメイクが落ちる気がしますが、テクスチャーを適量使えばきちんと落とせます。
また2つめも”ムダな刺激を避けるために、ふき取り用のクレンジングはオススメしていません。”
オイルやミルク、リキッドなどの縛りはありませんが、ふき取りだけでは避けるようにしてください。
ニキビに悩んでいる人必見!ニキビ肌のための正しいクレンジング方法まとめ
【2020年】ニキビ肌にオススメしたいクレンジングランキング!プチプラ込みで徹底比較!
洗顔するときのルール
洗顔は”平凡に1日2回洗顔料を使っておこなうことをおすすめ”します。
これは日本皮膚科学会の推奨です。
痤瘡患者に 1 日 2 回の洗顔を推奨する。
(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017)
洗顔の回数については研究がされていて、”1日2回の洗顔が有効性と利便性が良い”という結論が出されています。
1日にたくさん洗顔をしたり、水洗顔をしたりするのはリスクがあります。
まず、”1日5回も10回も洗顔するのは間違ったスキンケア”です。
過剰な洗顔は、皮脂が取り除かれすぎてしまうので、脂性肌や乾燥肌の原因になります。
結果的に洗顔のしすぎはニキビの原因にもなるので、おすすめすることはできません。
逆に”洗顔石鹸を使わない水洗顔も間違い”です。
シンプルなスキンケアにするという方針は素晴らしいですが、完全な水洗顔は他の肌トラブルになる恐れがあります。
それが”ニキビダニ”や”脂漏性皮膚炎”です。
実際に宇津木式スキンケアを行った方の口コミを見ていると、脂漏性皮膚炎になる方が多くいます。
おそらく”水だけでは取り切れない菌が繁殖してしまい、このようなトラブルが起きている”と考えています。
当サイトでは、”そうしたリスクをできるだけ取り除くために1日2回という平凡な洗顔方法を推奨”しています。
ただ肌質によっては洗顔料を1日1回にするのもいいでしょう。
この辺りは自分の肌質に合わせて調節してみてください。
保湿する時のルール
保湿に関しては色々な選択肢がありました。
当サイトのスキンケアでは、”できるだけ少ない数で保湿できるもの”を使います。
複数の化粧品を使う必要はありませんので、1~2つで保湿を終わらせられるものがオススメです。
これは皮膚にできるだけ刺激を与えないようにするためです。
そして、保湿をするときは洗顔の後に保湿を行います。
洗顔が1日2回ですので、”保湿も1日2回”です。
保湿するのは治療薬の副作用を和らげる意味でも使えます。
日焼け止めのルール
ニキビ治療をしていくときに必要になるのが”紫外線対策”です。
なぜなら、”紫外線はニキビの原因にもなりますし、ニキビの薬によってバリア機能も低下していることがあるから”です。
日焼け止めを選ぶときのポイントは以下を参考にしてみてください。
- SPF20~30,PA++~+++
- 紫外線散乱剤使用かノンケミカルなものを選ぶ
- ノンコメドジェニックテスト済み
- ウォータープルーフ
SPAとPAは、紫外線のカット効果を示す指標です。
防がなければならない紫外線は2種類あります。
それが、”A波”と”B波”と呼ばれる紫外線です。
A波は雲やガラス、服を透過する紫外線で、PAというのがA波をカットする指標です。
一方のB波はエネルギーが強く、肌を真っ赤にする紫外線のことを言います。SPFとは、このB波をカットする指標のことです。
紫外線を防ぐにはどちらも必要な指標となっています。
日焼け止めは、抗菌薬の後に塗ります。
スキンケアの流れとしては下記の通りです。
正しい日焼け止めの付け方については以下を参考にしてみてください!
顔と体の正しい日焼け止めの塗り方まとめ!塗り直しや期限も解説!
【2020年】ニキビ肌にオススメの日焼け止めランキング!状況別に紹介!
ファンデーションを付けるときのルール
ファンデーションは一見するとニキビを悪化させるような気がしますが、”ニキビにファンデーションはあり”です。
もちろん間違ったやり方をしてしまうとニキビの刺激になってしまいますが、正しいやり方であれば問題ありません。
ちなみにニキビ治療ガイドラインでは、メイクアップ指導が推奨されています。
女性の座瘡患者に QOL 改善を目的とした化粧(メイクアップ)指導を行うことを選択肢の一つとして推奨する。
(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017)
ファンデーションを使うときは、以下の4点に注意して利用するようにしましょう。
- ニキビに厚塗りしない
- 赤ニキビ・赤みがひどいときは黄色のコントロールカラーを使う
- リキッドよりもパウダーを選ぶ
- ウォータープルーフは極力使わない
ファンデーションやコンシーラーをニキビに厚塗りしてしまうと、刺激によってニキビが悪化する恐れがあります。
基本的に”厚塗りで隠すというよりも、相対的に目立たなくする”というのがニキビに悩んでいる人にオススメしている方針です。
ただ赤ニキビや赤みがひどいときは黄色のコントロールカラーを利用して、目立たなくなるようにしましょう。
詳しいファンデーションの選び方については「【2020年】ニキビ肌にオススメしたいパウダーファンデーションランキング!」を参考にしてみてください!
ニキビにファンデーションはあり?ニキビを悪化させないメイク方法と選び方
まとめ!スキンケアを過信しない
Yahoo!知恵袋などのQ&Aサイトを見ていると、洗顔や保湿を過信している人を多く見かけます。
「洗顔を上手くやれば、ニキビが改善する!」
「良い化粧水を買えば、ニキビを治せる!」
こういった思い込みや勘違いは、ニキビを治せなくする大きな原因と言えます。
スキンケアはあくまで予防、完全には防げないと覚えておいてください。
ただ、正しくスキンケアをすることがニキビ予防につながるのは間違いないです。
肌をキレイに保つためにも、自分のスキンケアを見直してみてください。
- ニキビの治し方講座【基礎編】