今回はルリッドと呼ばれるニキビ用の飲み薬について解説していきます。
ルリッドはニキビ治療ガイドラインにも掲載されていて、皮膚科で貰ったことがあるという方も多いと思います。
実際僕も皮膚科へ行ったときに初めてもらった飲み薬がルリッドでした。
そんなルリッドはどんな薬なのか見ていきます!
ルリッドとは?
ルリッドとは、”ロキシスロマイシン”という成分を含む飲む抗菌薬です。
マクロライド系に属する薬剤で、保険が適用されます。
ニキビ治療ガイドラインでも『推奨度B』として推奨されている薬です。
色々な細菌に有効なので、ニキビの他にも喉の痛みや風邪にも使われます。
ルリッドのニキビへの効果
ルリッドの効果は大きくわけて2つあります。
- 静菌作用
- 抗炎症作用
静菌作用とは、”細菌の増殖を抑制する働き”のことです。
よく「抗菌」という言葉が使われますが、「殺菌+静菌」のことを指します。
殺菌:細菌を殺す働き
静菌:増殖や発育を抑制する働き
パッと見ると殺菌の方が強力な印象を受けますが、最終的に人間の免疫が退治してくれるので大きな違いはありません。
ルリッドの副作用
ルリッドは比較的、副作用が少ない抗菌薬です。
- 吐き気
- 頭痛
- 下痢
- 腹痛
- 蕁麻疹(じんましん)
高齢の方や長期間飲み続けていると、重い副作用がありますが稀なことです。
僕もニキビ治療で飲んだことがある抗菌薬はロキシスロマイシン(ルリッド)でしたが、副作用はありませんでした。
ルリッドの飲み方
ルリッドは”1日2回1錠ずつ”飲みます。
長く飲み続けていると、耐性菌ができる恐れがあるので医師の指示に従いましょう。
胃や食道が荒れることも考えられるので、水を充分に飲んでください。
ルリッドを使う上での注意点
ルリッドは副作用も少なく比較的安全に使える薬です。
- 長期間使わないこと
- 心臓病の人
- 低カリウム血症の人
上記の人は注意しましょう。
まとめ
ルリッドは”保険が適用される抗菌薬で、副作用も少ないので処方されやすい”でしょう。
もし処方されたときは必ず医師の方の指示に従って、使用してください。
基本的に個人の判断で変な使い方をしなければ、大きな副作用が出る心配は少ないです。
では、ルリッドについて気になっていた方は参考にしてみてください。