アクネ菌

 

今回は、ニキビの原因菌であるアクネ菌について解説していきます。

 

「アクネ菌はニキビの原因菌だから殺菌した方がいい!」

 

なんて聞きますが、これは間違いです。

このページでは、アクネ菌について正しく理解していただきます。

そして、ニキビを治すための4つの対策をご紹介します。

 

そもそもアクネ菌とは?

ニキビの原因菌として有名なアクネ菌ですが、正式名称は”プロピオバクテリウム・アクネス”(Propionibacterium acnes)と言います。

 

アクネス

 

アクネスというニキビ用の洗顔料がありますが、あれはアクネ菌そのものから取ったことがわかります。

まず、アクネ菌は人からうつる菌ではありません。

 

人の皮膚に常に存在している常在菌の一種です。

アクネ菌は普通にしていれば、皮膚を健康に保つ菌として活躍してくれます。

 

ただし、アクネ菌にも種類があります。

細かく分けると66種類に分けることができますが、今は善玉菌と悪玉菌の2種類がいると覚えておいてください。

 

これらのアクネ菌は、”酸素に弱い”のと”皮脂が大好物”という特徴があります。

この特徴がニキビの原因菌につながっていきます。

 

アクネ菌がニキビに関わる仕組み

アクネ菌は、皮膚の健康を保ってくれる細菌だと解説しました。

そんなアクネ菌がニキビの原因菌になる理由は、”白ニキビという状態がとても良い環境だから”です。

 

白ニキビとは、炎症をもっていない毛穴が閉じて皮脂が溜まっている状態ことを言います。

毛穴が詰まって皮脂がたまっている環境は、酸素に触れずに大好物の皮脂が食べられる環境にあるわけです。

 

つまり、白ニキビという環境がアクネ菌にとって天国のような状態なので、大量に繁殖してしまいます。

そして、大量に繁殖したアクネ菌を退治するために、好中球(白血球の一種)がアクネ菌と戦争状態になります。

赤く炎症を起こしたニキビの上に黄色い膿ができることがありますが、あれはアクネ菌と好中球の死がいです。

 

ニキビの炎症が起きる理由

ニキビが赤く炎症を起こすのは悪玉のアクネ菌が皮脂を食べて、”遊離脂肪酸””グリセリン”を出すところから始まります。

この遊離脂肪酸が酸化すると、過酸化脂質になります。

 

ちなみにこの過酸化脂質は活性酸素というシミや老化の原因となるものの一種です。(厳密には少し違う)

活性酸素は細胞膜や細胞を攻撃するので、炎症が起きます。

しかも、普通の活性酸素とは違い、過酸化脂質はひとつひとつの寿命が長いので、一般的な活性酸素よりもたちが悪いです。

 

アクネ菌を殺菌しても意味がない

アクネ菌の話を聞いて、「アクネ菌を殺菌すればいいじゃん!」と思うかもしれませんが、ほとんど意味がありません。

アクネ菌は、いつも肌にいる常在菌です。

 

そもそも殺菌成分を少し配合したくらいの化粧品では全てを殺菌することはできません。

しかも、雑菌から守ってくれる役割をもっています。

すべて殺してしまうと、病気にかかることも考えられます。

 

抗菌剤による部分的な殺菌には意味がありますが、化粧品に配合されているような殺菌成分では意味がありません。

顔全体を殺菌したところで、アクネ菌が消えることは無いからです。

 

ニキビを治すための4つの対策

ニキビを治すための具体的な方法は「3ヶ月で治すニキビの治し方講座まとめ!」を参考にしてください。

このページではニキビができる流れから考えて、ニキビを治すために考えられる対策を解説します。

ニキビができる流れを簡単に説明します。

 

  1. 毛穴が閉じる
  2. 皮脂が過剰に分泌される
  3. アクネ菌が増殖する
  4. 炎症が起きる

 

ニキビを治すなら、この4つ全ての対策を取れば治るわけです。

それぞれ説明します。

 

1.毛穴が閉じないようにする

毛穴が閉じる理由は、”角化異常”が原因です。

角化異常はホルモンバランスや乾燥が原因になります。

 

取れる対策の1つが”保湿”です。

保湿をすることで乾燥を防いで、角化異常を防ぎます。

 

ディフェリンゲル

 

また、ディフェリンゲルで毛穴が閉じるのを予防します。

毛穴を閉じないようにするというニキビの根本的な原因を取り除ける治療薬なので、試してみてください。

 

参考記事:ディフェリンゲルを通販で購入!30日間体験記!

 

2.皮脂の過剰な分泌を抑える

皮脂の過剰な分泌が行われてしまうと、アクネ菌が大量に繁殖することがわかりました。

つまり、皮脂が過剰に分泌されないようにすれば、ニキビが大きく悪化することを防げます。

 

皮脂の過剰な分泌を抑制するには、根本的な原因から見てみましょう。

皮脂が分泌される原因は複数あります。

 

  • 乾燥(間違ったスキンケア)
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 食べ物

これらの対策をするために、”保湿””皮脂が分泌される食べ物を避ける”などの工夫が必要です。

また、皮膚を清潔にするためには”1日2回の洗顔”が必要になります。

 

3.アクネ菌の増殖を抑える

アクネ菌が大量に繁殖してしまうと、炎症もさらに悪化します。

ニキビが悪化するのを防ぐために、アクネ菌を殺菌してニキビの悪化を防ぎます。

 

ここで誤解してほしくないのが”洗顔や保湿剤に殺菌成分はいらない”という点です。

ニキビ化粧品なんかは殺菌成分を配合していることがありますが、顔全体を殺菌しても意味はありません。

殺菌するときは、抗菌剤によるニキビの部分的な殺菌が望ましいです。

 

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ダラシンTゲルは、ディフェリンゲルと併用して使われることが多くあります。

ただ、ダラシンTゲルは長期的に使っていると、耐性菌ができる可能性が出てきます。

皮膚科医の先生の指示の下、使ってください。

 

4.ニキビの炎症を鎮める

これも抗菌剤によって、ニキビの炎症を鎮めます。

ニキビ化粧品に抗炎症作用をもった成分が配合されていることもあります。

 

これらを使って、ニキビの炎症を抑えていきます。

ニキビの悪化を防ぐ意味でも、炎症を鎮めるのは有効です。

 

まとめ

アクネ菌は思われているよりも良い菌で、皮膚に常にいて僕達を守ってくれる菌でした。

ただ、環境によってはニキビの原因菌として活躍してしまうので注意が必要です。

 

ニキビを治すための対策のように、ニキビができる流れがわかれば、ニキビを治すのもわかりやすくなります。

この治療はどの流れを断ち切っているかわかれば、治療もやりやすくなるからです。

ニキビに悩んでいる人は参考にしてみてください。

 

ニキビの基本