オリーブオイル

 

「オリーブオイルは美容に良い!」と聞いたことはありませんか?

オリーブオイルは体に良い油というイメージがある人は多いと思います。

実際、オリーブオイルは健康にも美容にも良い効果があります。

 

しかし、だからと言ってニキビが治るという理由にはなりません。

今回はオリーブオイルをニキビに使うとどんな効果があるのかを考察していきます!

 

オリーブオイルとは?成分を調べてみた

オリーブオイルとは、”オリーブという植物から抽出される油”のことです。

地中海周辺の地域では特に定番的な油で、色々な料理に使われていますね。

 

特に美容好きの方にとっては、ビタミンEやポリフェノールによる美容効果が期待できます。

そして成分を見てみると、オリーブオイルの構成成分は”75%がオレイン酸”という飽和脂肪酸です。

 

この成分にビタミンEやポリフェノールが含まれています。

ちなみにヴァージンオイルというのは化学薬品での処理や加熱を加えていないオリーブオイルのことです。

 

オリーブオイルの中で、特に問題なのが”オレイン酸”です。

オレイン酸とニキビの関係を説明します!

 

オリーブオイルがニキビを悪化させる理由

オリーブオイルに含まれている75%がオレイン酸だと説明しました。

このオレイン酸はビタミンEやポリフェノールを含むため、たしかに美容に良いと言えるでしょう。

 

しかし、注意したいのが”ニキビを誘発させる成分である”という点です。

「Acne Cosmetica」という論文では、以下のように報告されています。

 

Half of 25 facial cosmetic creams were found to be mildly comedogenic when tested in rabbits’ external ear canals. Substances which are common constituents of cosmetics were also comedogenic, namely, lanolin, petrolatum, certain vegetable oils, and pure chemicals such as butyl stearate, lauryl alcohol, and oleic acid.

(訳:ウサギの外耳道で試験した場合、25の顔面化粧クリームの半分が軽度のコメド形成性であることが判明した。化粧品の共通成分である物質は、コメディアン生成物、すなわちラノリン、ペトロラタム、特定の植物油、およびブチルステアレート、ラウリルアルコール、およびオレイン酸のような純粋な化学物質でもあった)

(引用元:“Acne Cosmetica”

 

つまり、”オリーブオイルに含まれるオレイン酸がニキビの原因になる恐れがある”のです。

またニキビの専門書にも書かれていました。

 

面皰誘発能が高い油溶性成分としてイソステアリン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ココナッツバター、オレイン酸などがある。

(引用元:にきび治療薬編P.378)

 

これらの実験は、基礎化粧品に含まれている成分がニキビの原因になるかどうかを確かめたものです。

結果として、”化粧品に含まれる一部の成分がニキビの原因になる”と示されました。

このことから日本皮膚科学会では、ノンコメドジェニックテスト済みと書かれた化粧品を推奨しています。

 

ノンコメドジェニックテスト済み

 

この表記はニキビを誘発させる成分が配合されていないと証明するためのものです。

オリーブオイルで保湿することもオススメできないので、”ノンコメドジェニックテスト済みと書かれた化粧品を推奨”します。

 

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オリーブオイルを食べるのはあり?なし?

オリーブオイルを肌に塗るのはダメだとわかりましたが、食べるのはありかを考察していきます。

ニキビと食べ物の関係があると考えられる報告はいくつかありますが、具体的な評価が難しいため、定められていません。

 

痤瘡患者に、特定の食べ物を一律に制限することは推奨しない。(CQ46)

痤瘡患者に、現時点では特定の食事指導を推奨はしない。(CQ47)

(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017

 

しかし、ニキビと不飽和脂肪酸の関係は研究されています。

不飽和脂肪酸というのは、”魚類の油や植物の油に多く含まれている脂質”のことです。

オリーブオイルに含まれているオレイン酸もこの一種です。

 

飽和脂肪酸

※リノイン酸ではなくリノレン酸です。

 

この中で”多価不飽和脂肪酸のn-6脂肪酸が炎症を促進する”ことが知られています。

一方のn-3脂肪酸系統は炎症を抑制する働きがあります。

 

オリーブオイルは一価不飽和脂肪酸なので、基本的に問題がありません。

つまり、”オリーブオイルを食べたとしてもニキビの原因になるということは考えにくい”です。

 

オリーブオイルが美容に良い3つのポイント

オリーブオイルは食べても良いという結論でしたが、それ以上に美容や健康に良い働きが3つあります。

 


 

  • 抗酸化作用
  • 整腸作用
  • 生活習慣病の予防

 


 

それぞれ解説します!

 

1.抗酸化作用

抗酸化作用とは、”細胞にダメージを与えて肌を老化させる活性酸素を取り除く”働きを言います。

オリーブオイルに含まれているビタミンEやポリフェノールには、この抗酸化作用があるのです。

 

肌を老化させる活性酸素を取り除くということは、アンチエイジングにも使えます。

抗酸化作用が注目されているのは、老化を防ぐことができるためです。

また”活性酸素は炎症にも関係しているので、ニキビの炎症を防ぐという意味でも活躍”します。

 

2.整腸作用

オリーブオイルに含まれているオレイン酸は小腸で吸収されにくい性質があります。

そのため小腸の刺激となり、便秘の解消につながります。

 

ちなみに便秘に悩む人にもオリーブオイルがオススメされているのはこのためです。

便秘に悩まされている方はご飯の前に大さじ1杯オリーブオイルを飲みましょう。

 

3.生活習慣病の予防

ポリフェノールを多く含むオリーブオイルは、”中性脂肪やコレステロールの数値を改善させる”ことがわかっています。

これらが改善されると、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中の予防につながります。

 

血管年齢が若く保たれるので、これらの心血管病を防いでくれるのです。

これも便秘同様にスプーン大さじ1~2杯の量を推奨しています。

 

まとめ

オリーブオイルは、ニキビを治す油ではありませんでした。

むしろ、”オリーブオイルを肌に塗ることで、ニキビを誘発させる原因”になってしまいます。

 

しかし、”オリーブオイルを食べてニキビの原因になるとは考えにくい”です。

オリーブオイルの抗酸化作用が炎症を防ぎますし、便秘の解消や生活習慣病の予防といったメリットも多くあります。

 

”ニキビができているとしても、オリーブオイルを禁止する理由は全くないので特に気にする必要はありません。”

ただ健康や美容に良いということであって、ニキビが治るというわけではないので注意してください!