飲む日焼け止め

 

「飲む日焼け止めって効果ありますか?」

「飲む日焼け止めがどんなメカニズムか知りたい!」

 

今回は飲む日焼け止めの効果について解説していきます。

結論からいって、”飲む日焼け止めは紫外線対策としてはオススメしていません。”

 

飲む日焼け止めはある程度の抗酸化作用は認められていますが、これを飲めば紫外線を防げるというわけではありません。

もちろん”飲んだら悪影響が出るわけではないので、正しい紫外線対策をした上で飲む分には良い”と考えています。

 

ただこれだけで紫外線を防ごうと思って、飲む日焼け止めを買うのはオススメしません。

それでは、飲む日焼け止めの効果を知りたい方は参考にしてみてください!

 

飲む日焼け止めは米国皮膚科学会が注意喚起している

アメリカの皮膚科学会は、”飲む日焼け止めが紫外線対策にならない”と発表しています。

 

米国皮膚科学会(Academy of American Academy of Dermatology)は、これらの錠剤を日焼け止めや日焼け止め衣類の代替品として使用してはならないことを消費者に警告したいと考えています。現在のところ、経口サプリメントだけでは、太陽の有害な紫外線から十分なレベルの保護が得られるという科学的証拠はありません。

The American Academy of Dermatology (Academy) wants to alert consumers that these pills should not be used as a replacement for sunscreen or sun-protective clothing. There is currently no scientific evidence that oral supplements alone can provide an adequate level of protection from the sun’s damaging ultraviolet rays.

(引用元:American Academy of Dermatology statement on oral supplements for sun protection

 

その代わりに”日焼け止め衣類の着用やSPF30異常の日焼け止めを使うことを推奨”しています。

基本的に飲む日焼け止めは、科学的な根拠がないサプリメントです。

 

この科学的根拠がないというのは調査不足というわけではなくて、調査した上で紫外線を防ぐほどの効果がないということです。

要するに”飲む日焼け止めに紫外線を防ぐ強い力はありません。”

 

ただこうは言っても、飲む日焼け止めがどれほどの力なのかはっきりしなければ納得しきれないですよね。

なので、飲む日焼け止めの効果を塗る日焼け止めと比較して解説していきます。

 

塗る日焼け止めと飲む日焼け止めの紫外線防御効果を比較!

飲む日焼け止めは、紫外線対策としての効果があります。

しかし、問題なのは”塗る日焼け止めと比較してどれくらい違いあるものなのか”という点です。

 

違いを明確にするには単位を揃える必要があるのですが、飲む日焼け止めはMEDで、塗る日焼け止めはSPFという単位を使っています。

どちらもこの比較をする上で必要になるので、覚えておいてください。

 

MEDとSPFについて

 

また地球環境研究センターによれば、日本人に最も多いスキンタイプ3のMEDは300と考えられているようです。

 

MEDの変化

 

今回はこの数字を参考に、塗る前からどのくらい変化するのかを考えていきます。

 

ニュートロックスサン ファーンブロック 塗る日焼け止め
MED 29日まで:300
57日目:402
85日目:468
8日目:314.37
15日目:343.71
29日目:361.11
9000
SPF 29日まで:0
57日目:1.34
85日目:1.56
8日目:1.048
15日目:1.146
29日目:1.204
30
主な日焼け止め ホワイトヴェール
インナーパラソル
 ヘリオケア ホワイティシモ
ソレオオーガニックス

 

上記が飲む日焼け止めと塗る日焼け止めを使った後のMEDとSPFの差です。

よくわからない場合は、”SPFの違いを見ていただければわかりやすい”と思います。

 

飲む日焼け止めを飲んでも、”SPFは1程度”しかありません。

「飲む日焼け止めだけで紫外線対策」というのが、どれだけ無謀なことかおわかりいただけたでしょうか?

 

飲む日焼け止めは飲み続けても、SPFに大きな影響は与えません。

もし飲む日焼け止めにお金を使うなら、ニキビの治療代にお金を回すことをオススメします。

 

計算に使った資料

ニュートロックスサン

 

MED値の有意差は第29日までではなかった初期抽出物と比較した複合抽出物の消費量値(p = 0.429)。対照的に、治療の57日目に、有意な
MEDの増加が認められ(34%、p <0.05)、それは約経口摂取の8週間組み合わせた抽出物は、より高い用量の紫外線を必要とした紅斑性皮膚反応を引き起こす。 MEDはまた、85日の治療(56%、p <0.01)、より長い経口紫外線防御効果を向上させることができる。

Protective effects of citrus and rosemary extracts on UV-induced damage in skin cell model and human volunteers

 

ファーンブロック

 

グラフ2は、研究された薬物が統計学的にMED値の有意な増加、15日後(p =0.012)および29日間(p = 0.044)連続使用したことから、光損傷に対する予防作用の存在UVBに起因し、特に、太陽紅斑を予防する際に生じる。変化率は最大20.37%の増加を示し、MEDでは、生産に対する個々の抵抗が増加したことを意味する。

The benefits of using a compound containing Polypodium leucotomos extract for reducing erythema and pigmentation resulting from ultraviolet radiation

 

日本人の平均的なMED

スキンタイプ

 

紫外線に対して敏感な皮膚の人 (国際標準とされるSPT (Skin Photo Type) : Ⅰ) の場合、有害紫外線のエネルギーは 200 J/m2 としています  。日本人に最も多いのはSPTに分類すると、おおよそSPT : Ⅲ になると考えられ、MEDは 300 J/m2 になるとされます。

ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報-地球環境研究センター

 

正しい紫外線対策まとめ

飲む日焼け止めは正しい紫外線対策ではないことがわかりました。

正しい紫外線対策については環境省が「紫外線環境保健マニュアル」というものを出しています。

このマニュアルによれば、以下の6つの対策が推奨されています。

 


 

  • 紫外線の強い時間帯を避ける
  • 日陰を利用する
  • 日傘を使う、帽子をかぶる
  • 衣服で覆う
  • サングラスをかける
  • 日焼け止めを上手に使う

 


 

詳しくは「紫外線がニキビの原因に?!絶対に必要な紫外線対策まとめ」を参考にしてみてください。

日焼け止めについてはアメリカの皮膚科学会によると、SPF15以上で皮膚がんなどを防ぐことができると証明されています。

 

当サイトでは”日常使いでSPF20~30でPA++~+++の日焼け止めで、できるだけ簡単に落とせるものをオススメ”しています。

オススメの日焼け止めについては「【2018年】ニキビ肌にオススメの日焼け止めランキング!状況別に紹介!」を参考にしてみてください。

 

飲む日焼け止めの正しい使い方

飲む日焼け止めは抗酸化作用を利用して、日焼けを防ぐというメカニズムです。

紫外線対策としては意味がないと説明しましたが、正しい紫外線対策をした上では効果が期待できます。

 

というのも、飲む日焼け止めは紫外線を受けてから日焼けになるのを防ぐので、正しい紫外線対策をした上で防ぎきれなかった紫外線から肌を守ってくれます。

ただ効果は薄い上に長く飲み続けなければならないので、どうしても必要というわけではないです。

 

あるなら飲んだほうが良い程度に考えてください。

また”すでにもっている人は単体では使わずに、塗る日焼け止めやその他紫外線対策グッズと併用するのは必須”です。

 

まとめ

飲む日焼け止めはニキビに悩んでいる人に限らず、オススメしません。

飲む日焼け止めの紫外線防御効果はまだ日常の紫外線対策にはならないです。

 

もし使うなら、塗る日焼け止めや日傘などを使用した上で飲んでください。

また飲む日焼け止めの効果が飲み続けていないからという意見を見かけましたが、飲み続けても紫外線対策にはなりません。

 

紫外線はニキビの原因にも関わりますし、何より皮膚がんや光老化の原因です。

紫外線量が多くなる季節は特に注意して、紫外線対策をおこないましょう。