遺伝子

 

「遺伝でニキビができました・・・」という話をよく聞きます。

確かに遺伝が原因でニキビができるという話はありえそうですし、実際に両親のどちらかがニキビに悩んでいたという話もよく聞きます。

 

僕も同じような経験があります。

母親がニキビに悩まされた人で、「〇〇も絶対ニキビできるよ!」と言われました。

 

そう言われて、ニキビができてしまったので、遺伝したと本気で思いました。

ということで、ニキビと遺伝についてどんな関係があるか解説していきます。

 

ニキビは遺伝する病気ではない

まず、大前提として言っておきたいのが”ニキビは遺伝性の病気ではない”ということです。

遺伝する病気として有名なのが脳卒中やがん、軽いものなら虫歯や花粉症なんかが挙げられます。

 

その中で”ニキビが遺伝する病気かと言われれば、それは間違い”です。

もし、ニキビが遺伝性の病気なのであれば治すのは不可能でしょうが、ニキビは普通に治すことはできますしね。

 

実際、母親がニキビに悩んでいて、僕もニキビができていましたが、治療をしてかなり改善しています。

「遺伝でできたニキビに悩んでいる・・・」という人はそれは遺伝では無いので安心してください。

 

ニキビは遺伝しないが、遺伝要素は無視できない

ニキビ自体は遺伝しませんが、”ニキビに関わる原因は遺伝”します。

よって、遺伝要素が間接的に関わって、ニキビを治りにくくしたり、できやすくしたりしていることは考えられます。

 

座瘡素因ともいうべき素質遺伝を無視することはできない。acneの治療の困難であることは遺伝的な座瘡素因に起因すると思われる。この素因を改善することは困難であっても、後天的に毛包脂腺系に促進的な影響をおよぼす内外の諸因子を除去することはacneの治療にとって重要なことと思われる。

引用元:尋常性座瘡及び家兎皮脂腺に及ぼすDextran Sulfate(DS)の影響

 

詳しくは後述しますが、”ニキビに関わるホルモンや皮脂腺の大きさなどは遺伝”します。

ただ引用にも説明されているように、遺伝要素を改善することは難しいので、後天的に原因を取り除いていく必要があります。

 

ニキビに関わりがある遺伝要素4つ

1.ホルモンの活性と感受性

男性ホルモンとニキビの関係

 

角化細胞や脂腺細胞は、アンドロゲン受容体という男性ホルモンと結合するものを持っています。

このアンドロゲン受容体が男性ホルモンとして有名なジヒドロテストステロンと結合して、ニキビの原因を作ってしまいます。

 

そんな”アンドロゲン受容体の感受性は遺伝”によって決まります。

なので、感受性が強い人はニキビができやすいです。

 

またアンドロゲンは皮脂腺を増やしてしまうので、感受性が強い人は皮脂腺も多い傾向にあると考えられます。

これも遺伝要素から間接的にニキビの原因になっているのです。

 

2.毛穴のサイズ

毛穴

毛穴のサイズは遺伝的要因があります。

人によって大きい人もいれば、小さい人もいます。

 

その中でもニキビができやすい人は”毛穴が小さい人”です。

ニキビの原因は大きく見ると、毛穴が詰まってしまうことから始まります。

 

つまり、毛穴が詰まりやすい人というのはニキビができやすい人とも言えるわけです。

毛穴の大きさが遺伝して、ニキビができやすくなるのは十分にありえます。

 

鼻の毛穴汚れに悩む人必見!いちご鼻の5つの治し方とスキンケア

 

3.新陳代謝

ターンオーバー

 

新陳代謝の代謝機能は遺伝が関与すると言われています。

要はターンオーバーの問題です。

 

ターンオーバーとは、肌の生まれ変わりのことで、約28日間周期で入れ替わっています。

そして、”代謝機能が低いということはターンオーバーのスピードも遅く、バリア機能も低い”ということです。

すると、ニキビができやすく、敏感肌にもなりやすくなってしまいます。

 

ターンオーバーとは?そのメカニズムから正常にする方法まで

 

4.脂性

皮脂

 

”脂性には遺伝的な要因がある”と言われています。

皮脂の分泌が多い人はニキビもできやすくなります。

 

さらに言えば、ニキビを悪化させやすい要素です。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は皮脂が大好物です。

そんな皮脂が多くあると、アクネ菌も増え続け、ニキビの炎症も強く悪化していきます。

 

皮脂とは?オイリー肌はニキビができやすいって本当?

 

ニキビに関わりのある生活習慣が遺伝しているかも

上の遺伝要素とは別になりますが、両親との生活習慣が原因になっていることも考えられます。

昔から習慣的に夜更かしをしていたり、食事のバランスが悪かったりするとそれが原因になる可能性は十分にあります。

そこで、基本的な生活習慣についてまとめていきます。

 

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睡眠

睡眠

 

睡眠中はホルモンを分泌するのを抑制する作用があります。

しかし、睡眠不足になると、その抑制がかからずに”コルチゾール”というホルモンが分泌されます。

 

このホルモンは、”皮脂の分泌を促進”してしまいます。

つまり、寝ないでいるとニキビの原因になります。

 

また、睡眠不足は免疫力の低下や肌の修復を行えないので、”必ず6時間以上は寝る”ようにしてください。

睡眠をとることはホルモンバランスを整えて、ニキビの悪化を防ぐことにつながります。

 

睡眠不足がニキビの原因になるメカニズム!肌のゴールデンタイムは間違い!?

 

食事

生活

 

ニキビと食事は関わりがあると言われています。

しかし、具体的にどの食べ物が悪いのかという評価は難しく、「日本皮膚科学会」でも食事制限などは推奨していません。

 

基本的に”バランスの良い食事を心がける”くらいで問題ありません。

ただ、自分で「〇〇を食べると、ニキビができる気がする・・・」というのがあれば、避けてみましょう。

 

それでも無理な食事制限はなさらないようにしてくださいね。

それがストレスになっては元も子もないです。

 

ニキビと食べ物の関係を徹底解剖!良い食事と悪い食事とは?

 

ニキビの原因は色々あって特定は難しい

ニキビと遺伝は関係がありませんでした。

ニキビの原因になる要素が遺伝する可能性はありますが、それだけでは無いので難しいところです。

 

ただ、ニキビを治すのにやることは変わりありません。

基本的に洗顔と保湿や薬を使った治療をしていきます。

ニキビの治し方については「【完全保存版】初心者必見!3ヶ月で治す科学的なニキビの治し方まとめ!」を参考にしてください。

 

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