今回は、マスクがニキビの原因になるのかを考察していきます。
ニキビとマスクについて、ネット上では色々な意見が言われていますね。
「マスクが乾燥を防いでくれるから付けた方が良い!」
「マスクは中が蒸れるからアクネ菌が繁殖する!」
などの賛成意見や反対意見が見られました。
ただ、僕は少し違う考え方だったので、ここでまとめていきます。
目次
マスクはニキビの原因になる?
結論から言うと、ニキビの原因になりえます。
そもそもニキビになるのは、”何らかの影響で肌が厚くなり、毛穴が閉じてしまうことが原因”(角化異常)です。
その原因は乾燥やホルモンバランスの乱れなど複数の影響が挙げられますが、その1つが”皮膚に接触すること”です。
例を挙げると、ニキビができやすい職業の1つに「バイオリニスト」があります。
なぜなら、バイオリニストの方はバイオリンを長い間、顔にあて続けていなければいけません。
そのため、アゴからフェイスラインにかけてニキビができやすくなります。
これと同じで、マスクが肌に接触していると、ニキビの原因になると考えられます。
「マスクがあたっている部分にニキビができてる?」というのは実は正解なんです!
また、”ニキビを悪化させる要因としてマスクが影響している”と考えることもできます。
ニキビは、白ニキビ(黒ニキビ)⇒赤ニキビ⇒黄ニキビという順番で悪化していきます。
この過程でニキビが炎症を引き起こすのは”アクネ菌が根本的な原因”です。
そして、アクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうのがマスクです。
では、マスクがニキビを悪化させる要因を掘り下げていきます。
関連記事:赤ニキビの4つの原因と4つの治し方!炎症ニキビの方必見!
1.摩擦
マスクがニキビを悪化させる原因のひとつが”摩擦”です。
これは先ほども言ったとおりです。
当サイトでもシンプルなスキンケアにするなど、できるだけ肌に触れないようなケアを推奨してきました。
関連記事:ニキビのスキンケア方法まとめ!洗顔と保湿のやり方まで
これと同じで、”マスクは常にニキビに触れてしまうので、ニキビを悪化させる原因”と言えます。
手で顔を触るクセがある人はわかると思いますが、よく触るところがニキビになっていたなんて経験ありませんか?
これは刺激によって、ニキビが悪化するという良い例です。
「マスクのヒモに触れていたところがニキビになっていた」なんて人までいますね。
そのため長時間、マスクをつけ続けているのはニキビができる原因となります。
2.蒸れによるアクネ菌の繁殖と乾燥
マスクが蒸れる原因は、”呼吸したときに湿気がたまるから”です。
これによって、マスクの中が高温多湿の状態になります。
一般的にはカビ菌が25℃~30℃くらいが良くて、細菌類が30℃~37℃くらいが好条件と言われています。
つまり、”マスクの中は細菌が繁殖しやすいとされる環境になっているため、アクネ菌が繁殖しやすい”と考えられます。
細菌が繁殖するのに必要なのが以下の3つです。
- 水分
- 温度
- 栄養分
マスクの中の温度がどのくらいかはわかりませんが、外気に触れているときよりも温度が30℃~37℃に近くなります。
しかも、呼吸から湿気がたまるため、水分も豊富です。
ただ、逆にマスクを外したときに水分が一気に逃げていきます。
つまり、”マスクを外したタイミングは乾燥しやすい”です。
マスクをつけるときのひと工夫!ニキビを悪化させない対策
”マスクをどうしてもつけなければいけないという人はつけても良い”と考えています。
マスクをつけると、ニキビを悪化させる環境が整ってしまいます。
しかし、それ以上に風邪の予防や衛生面に気を使わなければならない仕事場では必要になるからです。
どうしてもマスクをつけなければならないとなったときにどんなマスクが適しているかを考えていきます。
1.使い捨てのマスクを使うこと
”衛生面に気をつけるために使い捨てのマスクを使うのが良い”です。
マスクは長くつけていると、臭くなってきます。
この”ニオイはマスクに雑菌が繁殖してしまうから”です。
しかも、先ほども言ったようにマスクは高温多湿で細菌が繁殖しやすい環境にあります。
雑菌が繁殖しやすいマスクは長く使うよりも使い捨てのマスクを使ったほうが衛生的に良いです。
2.仕事や風邪予防以外では使わない
ニキビ対策として考えるのであれば、”仕事や風邪以外の状況で使うのは辞めた方が良い”です。
- ニキビを隠したい
- 防寒に使いたい
- すっぴんを隠したい
便利なのはわかりますが、それはニキビをさらに悪化させる環境を作ってしまいます。
もちろん、ニキビが悪化するよりもすっぴんを隠したいというのなら、つけてもOKです。
ただ、そのときもニキビが悪化するということは念頭に置いてください。
3.立体マスクでニキビに触れないようにする
マスクでニキビを悪化させないための工夫として”立体マスクを使う”という方法があります。
先ほども言ったようにマスクがニキビを悪化させる原因として考えられるのは”摩擦”です。
これの対策を考えるなら、ニキビに触れさせないようなマスクを使えば良いわけです。
他のサイトには大きめのマスクを使えば良いという意見もありましたが、それではマスクの意味が無くなります。
99%カットみたいな宣伝がされていますが、あれはマスク本体の話で隙間などは考えられていません。
つまり、大きなマスクを使うほど、顔の隙間から細菌や花粉が入り込むことが多くなります。
それではマスクとしての意味がないので、大きめのマスクというよりも立体マスクをおすすめします。
ニキビにオススメのマスクとは?
マスクがニキビの原因になるのは”触れ続けること”と”蒸れること”の2つです。
つまり、肌に影響を出さずにマスクの効果が発揮されるのが理想的です。
そこで今回は”塗るマスク”をオススメします。
※ここでは花粉やPM2.5対策でマスクを付けている人用です。ニキビを隠したい方はこの後のコンテンツをお読みください。
イハダアレルスクリーン イオンの透明マスク
花粉やPM2.5をブロックする防御スプレーです。
これなら、肌に触れ続ける心配は無いので、ニキビ対策になります。
資生堂の特許技術である反発イオン技術を使用しています。
Amazonのカテゴリランキングで1位の商品です。
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アレルシャット 花粉イオンでブロック
アレルシャットはメイクをした上から使える花粉ブロックスプレーです。
花粉やハウスダストを始めとしたアレル物質の侵入を防ぐことができます。
このスプレーは160回分が1000円で買えます。
アース製薬 アレルブロック 花粉ガードスプレー
こちらは、子供にも使える低刺激な防御スプレーです。
花粉やウイルス、ハウスダストにまで対応しています。
3歳から対応しているということで、親子で使えるのが素晴らしいです。
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ニキビを隠すときの対処法
マスク以外でニキビを隠すときにオススメしたいのは”メイク”です。
メイクと言っても、ファンデーションやコンシーラーでニキビを隠すのはNGです。
ニキビを隠すときのポイントは以下の通りです。
- ファンデーションを薄く塗って、相対的に見えにくくする
- ポイントメイクで視線をニキビからそらす
- 広範囲のニキビには黄色のコントロールカラーを使う
ニキビに負担をかけずに目立たなくするには、上記のような方法が推奨されています。
意識してほしいのは、”ニキビを刺激しないこと”です。
先ほども言ったようにニキビを隠すために、コンシーラーの重ね塗りはオススメできません。
ニキビがあってメイクをするときは、隠すというよりは目立たなくするくらいの気持ちでやりましょう。
ニキビにファンデーションはあり?ニキビを悪化させないメイク方法と選び方
コラム:マスクの着用と魅力度の実験
ニキビを隠すのにマスクを付けるという以外に、”マスクをつけると可愛く見えるという目的でつける”という人も一定数いるでしょう。
実際に、私の周りにもマスクを付けている女性を見て可愛く見えると言う人が多くいます。
この検証において、北海道大学が実験をおこないました。
(引用元:マスク着用が顔の魅力に及ぼす効果を検証)
しかし、”結果としてマスクを着用した方が魅力度が低下するという報告”がされています。
特に”魅力度が高い方ほど、大きく魅力が低下”しました。
ただ肌荒れやニキビが隠されることで魅力度が上がる可能性があることも指摘されているので、ニキビに悩む方はマスクを付けた方が魅力度においては良いです。
まとめ
マスクはニキビの根本的な原因にはなりませんが、”ニキビを悪化させる要因になる”ことがわかりました。
マスクをつけるのであれば、マスクをつける目的とニキビを悪化させることを天秤にかけてどちらが良いか判断しましょう。
ニキビ対策として考えるであれば、できるだけマスクはつけない方が良いのは間違いありません。
また、マスクをつけるときは少し工夫をしてニキビの悪化を緩和させましょう。