Tゾーンはべたついて、Uゾーンは乾燥するという肌質のことを”混合肌”と呼んでいます。
部位によって肌質が違うので、どんなスキンケアをすればいいのか悩みますよね。
また余分な皮脂が毛穴に詰まることでニキビができますし、肌が乾燥することでニキビができるのも間違いないです。
そこで、この記事では混合肌のニキビケアについてまとめていきます。
混合肌でニキビに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
基本的にみんな混合肌!
Tゾーンがテカテカして、Uゾーンがカサカサするという肌質が混合肌です。
しかし、”日本人のほとんどがTゾーンは皮脂の分泌が多く、Uゾーンは乾燥”します。
なので、混合肌という肌質は特別悩むべき肌質ではないのです。
ただ、注意してほしいことはあります。
それは、”乾燥肌なのに気が付いたらテカテカしていることがあるという方”です。
心当たりがある方は、「インナードライ」という肌になっているかもしれません。
インナードライというのは、肌の内部が乾燥してしまっている状態です。
肌の内部は乾燥していますが、肌が乾燥から自分を守ろうと皮脂を分泌してします。
そうなると”見た目は完全にオイリー肌なので、見分けるのが非常に難しくなります。”
さらに最悪なのが脂性肌だと思って、皮脂を取り除いてしまうとさらに皮脂が分泌されてしまいます。。
脂性肌でニキビがたくさんできる人はインナードライを疑ってみる
混合肌は改善する必要がない
混合肌の特徴は至って健康的な人の肌質です。
なので、混合肌を改善する必要はありません。
(引用元:大人ニキビの原因は肌の油分量ではなく水分量の減少 – 富士フイルムが確認)
この画像は富士フイルムが大人ニキビと水分量・油分量の関係を検証したときのデータです。
ここで注目してほしいのは「おでこ」と「アゴ」の水分量と油分量です。
どの被験者の方も”おでこが水分量・油分量が多く、アゴになるにつれてその数値が低く”なっています。
これを見てもわかるとおり、おでこがテカテカして、アゴが乾燥するというのはとても正常なことなんです。
つまり、混合肌は治す必要がない健康的な肌ということがわかります。
混合肌でニキビができたときの治し方!
混合肌でニキビができたときの治し方について解説しておきます。
と言っても、特別なことは何もありません。
肌質も正常ですし、”基礎的なニキビの治し方を継続すれば、ニキビを治すことが可能”です。
ただニキビ自体が皮膚の病気なので、皮膚科へ相談はしてもらいます。
そこで、貰った治療薬を3ヶ月~半年ほど継続して、ニキビを治療していきます。
詳しくは「3ヶ月で治すニキビの治し方まとめ!」を参考にしてください。
このページでも一通りの解説はしていきます。
1.皮膚科へ相談して治療薬を継続して使う
まず、初めにやることは”皮膚科へ行って自分に合った治療薬の処方箋を貰うこと”です。
ニキビの治療薬は市販で売られているような薬ではなく、皮膚科でしか買えない治療薬を使います。
市販で売られているものは手軽に手に入りますが、その分効果が低くニキビ治療とは言えません。
皮膚科に行けば、第1類医薬品という効果が高い治療薬の処方箋がいただけます。
しかも、保険が適用されるので3割負担で買うことができます。
ニキビのことを考えれば、絶対に間違いない選択です。
また、その時もらえる治療薬の使用方法や副作用は必ず覚えておいてください。
ニキビ治療によく使われるディフェリンゲルも使い始めは副作用があります。
そこで、”よく問題になるのが患者さんが副作用を自分の肌に合っていないと勘違いして、使用を辞めてしまうこと”です。
様子を見るくらいなら、まだいいのですが、完全に辞めてしまう場合があります。
まずは自分が使っている薬のことを理解することです。
皮膚科で薬を貰うだけではなく、使い方から副作用まで理解してください。
2.洗顔と保湿を1日2回行う
どこも新しくないスキンケアの話ですが、”洗顔と保湿は1日2回”行います。
ニキビは皮脂が原因と勘違いしている人の中には、1日に5回も10回も洗顔する方がいます。
これはニキビを逆に悪化させる原因になるので、辞めてください。
また、逆に肌断食が一時期流行っていましたが、これもダメです。
シンプルなスキンケアにするという考え方は正しいと思いますが、”完全な水洗顔は脂漏性皮膚炎やニキビダニなどの肌トラブルを起こします。”
色々と調べて試した結果、”1日2回の洗顔と保湿が一番適している”という結論になりました。
洗顔と保湿をするときは肌に刺激を与えないものが良いです。
ニキビのスキンケア方法まとめ!洗顔と保湿のやり方まで洗顔から保湿のやり方まで
3.生活習慣をちょっぴり意識する
ニキビを治すときにバカのひとつ覚えみたいに生活習慣にについてまとめているサイトが多くあります。
ただ、僕は”そこまで強く意識する必要が無い”と考えています。
もちろん、偏った食生活や明らかな睡眠不足はニキビの間接的な原因になります。
しかし、夜の10時に寝るとか野菜中心の食生活にするとか、自分の生活から大きく変えるようなものは必要ないと思っています。
ストレスはニキビの原因になりますが、それで「ストレスが無いような生活を送りましょう!」とか無理があります。
なので、生活習慣については”ちょっぴり”意識するくらいで良いです。
このちょっぴりというのは、
- バランスの良い食生活にする
- 最低6時間以上の睡眠をとる
このくらいで良いです。
張り切りすぎて、食事制限をしたり夜の10時に寝るようにしたりする人がいますが、それはニキビの予防にしかなりません。
もちろん、長期的に見れば体質改善ができる可能性がありますが、それがいつになるかはわからないです。
もし、僕がそれをやったら、逆にストレスになってニキビが増える気がします。
ニキビ治療は張り切りすぎず、気楽にやりましょう。
まとめ
混合肌でニキビに悩んでいる方は、この記事で挙げた3つコツを実践しましょう。
ニキビを治すときは、基本的なスキンケアと皮膚科で処方してもらった治療薬を併用してください。
どちらが欠けてもダメです。
自分に合った化粧品を使ってニキビ予防して、皮膚科で処方してもらった治療薬でニキビ治療をします。
ディフェリンゲルの治療期間はだいたい3か月くらいなので、だいたいそのくらいがニキビ治療の期間です。
混合肌で悩んでいる方も正しいニキビケアを行いましょう。