「治ったと思ったのに何度も再発する・・・」
「繰り返すニキビはどうすればいいの?」
ニキビは治ったと思ったのに、気がついたら、またできているなんてことよくありますよね。
時間をかけてやっと治したのに、ニキビがまたできてしまうのは本当に嫌になります。
ただ「ニキビは再発するもの」と言っても、対処していなかければなりません。
今回はそんな繰り返しできるニキビに対して、再発防止方法を解説していきます。
目次
ニキビは繰り返すものなので落ち込まない
初めに言っておきますが、大前提として”ニキビは繰り返しできるもの”です。
いくら時間をかけて治したとしても、できるものはできてしまいます。
ニキビはそういう性質があるので、落ち込まずに治療に取り組みましょう。
ニキビが再発したとしても、スムーズに次の一手を打てるのが理想的です!
ニキビが再発する2つの原因
ニキビが再発する理由は2つ考えられます。
- 隠れニキビがあった場合
- ストレスや生活環境の変化
それぞれ解説していきます。
ニキビが治っても隠れニキビは存在する
ニキビには色々な種類があります。
ニキビが再発する原因として問題なのが、”一番初期にできる隠れニキビ(微小面皰)”と呼ばれている皮膚疾患です。
隠れニキビは肉眼では見ることができませんが、ニキビの原因として進行している状態を指します。
つまり、見た目はキレイな肌になっていたとしてもニキビの赤ちゃんはすでに生まれているというケースのことです。
こうなると、一見ニキビが治っていたように見えても、すぐに再発してしまうでしょう。
そこで、”維持療法”という治療を行います。
この治療は「【完全保存版】初心者必見!3ヶ月で治す科学的なニキビの治し方まとめ!」でも説明しましたが、赤ニキビがある程度治っていても治療を続けるという方法です。
おそらくニキビが治ってから、短期間の間でニキビが再発している場合は維持療法をしていなかったという人がほとんどでしょう。
この維持療法はニキビを再発させないために重要なポイントとなるので、必ず行います。
ストレスや生活環境の変化
ニキビが治ってからしばらく経ってニキビが再発したという方は、急にストレスを感じたり、生活環境が変わったりしていませんか?
もし、そういうことがあったなら、”一時的にニキビができやすい肌になってしまった恐れ”があります。
ストレスや生活環境からホルモンバランスの乱れが起きると、ニキビの原因ができあがります。
ただ、ストレスや生活環境は突然やってくることが多いでしょうし、防止することは難しいです。
一時的にできているということも多いので、焦らずにゆっくり治せば自然と治っていきます。
ただし、継続的にストレスを感じる場合は中々難しいかもしれません。
その場合は”皮膚科で薬をもらって、維持療法をしていくしか無い”でしょう。
ニキビが再発したときの治し方
ニキビが再発したときは「3ヶ月で治すニキビの治し方講座」で解説している治し方をしてください。
ニキビ治療の基本はここにすべて書いてあるので、また治るまで繰り返します。
ただ、一度再発しているので、また再発しないとも限りません。
そこで、再発しないようにする治療法に焦点をあてて説明していきます。
再発させないために維持療法をする
基本の治し方に加えて、維持療法をおこないます。
「1限目」でも解説しましたが、ニキビの治療は”治療期間”と”維持期間”に分かれています。
治療期間は、赤ニキビを中心に目立つニキビを治していく期間です。
一方の維持期間は、目に見えない隠れニキビや白ニキビを治していきます。
時間がかかって面倒ですが、繰り返しできてしまうニキビに合わせて、合理的な治療になっています。
ただ、維持期間はあまり知られていないため、継続して皮膚科に行くという人が少ないです。
維持療法に使われる薬について
維持療法では、以下の3つの薬が使われます。
- ディフェリンゲル
- ベピオゲル
- エピデュオゲル(ディフェリン+ベピオ)
これらの薬は隠れニキビの原因に作用する働きをもっていて、耐性菌の心配がない薬です。
維持療法は最大で1年間という長さになるので、長期的に使える塗り薬が採用されています。
基本的に使われる薬は治療期で使われた薬を使います。
僕だったら、ディフェリンゲルと抗菌薬を使って治療をしていたので、ディフェリンゲルを使う形です。
また治療期間は2つにわかれていますが、治療期間を終えてからも連続して維持療法に移ります。
ただ、この辺りは皮膚科医の先生が考えていることなので、どの薬を使われるかは先生次第です。
おそらく維持療法の説明がされるとは思いますが、説明がされずにディフェリンゲルやベピオゲルのみの治療になったら、維持期に入ったと考えてください。
洗顔や保湿をいつも通りする
ニキビが治ったとしても洗顔や保湿はいつもどおりに行いましょう。
スキンケアは、「ニキビのスキンケア方法まとめ!洗顔から保湿のやり方まで」でまとめていますが、シンプルにすることが原則です。
【洗顔の原則】
- 1日2回まで
- 洗顔料・洗顔石鹸を使う
- よく泡立てること(手が肌に触れない)
- 洗顔は1分以内に終わらせる
洗顔は皮脂を取り除くことで、ニキビの予防効果があります。
ただし、過剰に洗顔してしまうのは逆効果ですし、水洗顔は別の肌トラブルの原因です。
洗顔をするときは基本の1日2回の洗顔をします。
何のひねりもない王道な洗顔ですが、一番オススメできる洗顔と言えます。
【保湿の原則】
- 洗顔の後に必ずする
- 1つの保湿剤で終わらせる
- 優しく抑えるように保湿をする
保湿は洗顔の後に必ずします。
僕がオススメしている保湿は1つの保湿剤で、手が肌に触れる回数をできるだけ減らすやり方です。
化粧水や乳液、美容液と色々なものを使っている人には勇気のいるやり方かもしれません。
ただ考えてみてほしいのですが、乾燥させないことを目的としているなら、なぜいくつも保湿剤を使うのでしょうか?
1つで保湿ができるのなら、それだけで保湿をしていれば済むことです。
僕も化粧水や保湿クリームなど色々とつけていた時期がありましたが、今は1つで済ませています。
それでもニキビが増えるということはありません。
むしろ、肌に刺激を与えないという意味で、1つにしてよかったと思っているくらいです。
いくつも保湿剤を使っている人は徐々に減らしてみてはいかがでしょうか?
生活習慣を見直す
ニキビが再発したときは生活習慣を一度見直してみてください。
案外、生活習慣の中に原因が隠れているかもしれません。
ニキビの原因になる生活習慣は以下の5つです。
- ストレス
- 睡眠
- 触る、潰す
- 食事
- 髪の毛・マスク
ニキビが再発したということは、ニキビができていたときにやっていた生活習慣に戻っている可能性があります。
ニキビを治すときは意識していたものがニキビが治ったと同時に緩んでしまっているかもしれません。
生活習慣を意識するとキリがありませんが、主要な部分だけでも意識しておきましょう。
特に生活習慣を変えるとニキビが悪化すると自覚がある部分は意識したいです。
治らないときの心が一番危険
不安なのが治らないとわかったときの精神状態です。
「皮膚科では治らないのか・・・」
こういう時は、悪質な化粧品や変な美容法に走りがちです。
そこで時間とお金をムダにしないでください。
一度皮膚科で治らなくても、薬には色々な選択肢があります。
あくまで1つの薬が効かなかったというだけです。
他の治療薬を使ってみて、自分に合うものを見つけましょう。
薬が効かなくても主要なニキビ治療薬が自分には合っていないとわかるだけでかなりの進歩です。
ニキビ治療は本当に長い治療ですので、次の手を考えて気長に頑張りましょう。
ちなみにニキビ治療のモチベーションを保つために治し初めのときの写真を撮ってみるというのも良いかもしれません。
僕の場合は、このサイトに載せるつもりだったので定期的に撮っていましたが、治っているという実感が湧きやすくなります。
まとめ
結論を言うと、”薬が効かなくても再発しても皮膚科へ行く”ということです。
治らなかった場合は、一度スキンケアや生活習慣などを振り返る必要があると考えています。
そのときにストレスを感じる期間だったら、継続して治療をしてみます。
後は個人で判断しないようにすることです。
皮膚科医の先生が一番ニキビについて知っていますし、皮膚科での治療がニキビを治すのに一番効率が良いです。
一度ダメだったとしても他の治療薬はあるので、それを試してみるべきだと思います。
色々試してダメだったら、自由診療で効果が高い薬や施術を検討します。
風邪などに比べて、ニキビの治療は異常に長くなるので、地道に少しずつ頑張りましょう。
辛くなるときもあるかもしれませんが、治療を続けている限り前進し続けているわけです。
少しずつキレイになっているわけですから、焦らず気長に治していきましょう。
- ニキビの治し方講座【基礎編】