ファロムとは?
ファロムとは、ファロペネムナトリウム水和物という成分を含む抗菌薬です。
ペネム系抗菌薬で、ニキビ治療ガイドラインの推奨度は「B」となっています。
保険も適用されていて、処方される方も多いです。
推奨度Aのミノサイクリンや同じ推奨度Bのロキシスロマイシンと比較した実験では、赤ニキビが治った数に大きな違いが見られませんでした。
つまり、ニキビへの効果も高い薬だということがわかります。
ファロムの効果
ファロムには”殺菌作用”があります。
アクネ菌の数を減らして、ニキビの炎症を抑制するのが目的です。
ちなみにニキビ以外にも使われていて、腫れや解熱など幅広く使われています。
先ほども説明したように他の抗菌薬と引けをとらない高い効果をもちます。
別の実験では”ディフェリンゲルとファロムを併用して使うと、ディフェリンゲル単体よりも高い効果がある”ことがわかっています。
ニキビにはかなり期待できる薬ですね。
下痢には注意?副作用まとめ
ファロムは比較的副作用が小さくて安全に使える薬です。
ただ唯一注意したいのが”下痢”です。
ファロムは特に下痢になりやすい抗菌薬で、整腸剤と一緒に処方されることもしばしばあります。
- 下痢
- 発疹
- 発熱
- じんましん
ただ下痢と言っても、便が柔らかい程度ならあまり心配はありません。
逆に激しい下痢が続くなら、一度医師の方に見てもらう必要がありますが。
ファロムの飲み方
ファロムは”1日3錠(各1回ずつ)飲む”のが一般的です。
ただし、症状によっては変わることがあるので、医師の指示に従ってください。
ちなみに飲み忘れたときは”気がついてからすぐに飲む”か”1回分飛ばす”かのどちらかです。
1度に2回分飲んでしまうというのが一番ダメなので注意してください。
まとめ
ファロムは保険が適用されてよく使われる薬です。
ニキビへの効果はかなり期待できますが、副作用には注意が必要です。
ファロムを飲んで下痢に悩む人がいますが、あまりにツライようなら一度医師の方に相談してください。