突然ですが、「乾燥肌なのに、ニキビができてる・・・」なんてことはありませんか?
今回は、乾燥肌でニキビができる乾燥ニキビについて解説していきます。
あまり知られていませんが、”乾燥もニキビの原因”です。
多くの人は皮脂が毛穴に詰まることでニキビができると思っていますよね。
ただ乾燥が原因で、ニキビができるのも不自然なことではありません。
では、乾燥が原因でニキビができる理由から治し方まで解説していきます。
目次
乾燥が原因でニキビができるメカニズム
なぜ、乾燥からニキビができるのかがわからないという人が大半でしょうから、メカニズムを解説します。
初めに肌が乾燥するところから始まります。
肌が乾燥すると、肌を守る役割がある角質層が守る態勢に入ります。
具体的には”角質層を厚くすることで、乾燥から肌を守ろう”とします。
角質層が厚くなることを角化異常と言います。
この状態になると、毛穴が詰まりやすい状態になります。
そこから毛穴が詰まってしまうと、皮脂が溜まっていきます。
こうなると、見た目ではわかりませんが、”ニキビができた状態”です。
ここから皮脂がさらに溜まっていき、白ニキビや黒ニキビができます。
これが乾燥からニキビができるメカニズムです。
簡単に言ってしまえば、”乾燥から角化異常が起きて、ニキビができている”という感じです。
このような流れなので、乾燥以外にも紫外線やストレスで角化異常が起きるときもあります。
ニキビの原因は乾燥以外にもあるので、「保湿をすればOK」とは思わないようにしてください。
ニキビの原因を深く知りたい人は「【保存版】ニキビができる流れと7つの原因!ニキビの原因を完全網羅!」を参考にしてください。
見た目はオイリー肌?インナードライに要注意!
乾燥肌と同時に注意したいのが”インナードライ”という肌質です。
インナードライとは、見た目は脂性肌に見えるけど、実は乾燥しているという肌を言います。
これは乾燥が原因で、皮脂が分泌されるために起こります。
この肌質の厄介なところは見た目が完全なオイリー肌という点です。
ここで脂性の人と同じようなケアをしたら、逆効果だとわかります。
なぜなら、乾燥が原因で皮脂を分泌しているのに、それを取り除けばまた分泌してくるからです。
脂性肌でニキビがたくさんできる人はインナードライを疑ってみる
乾燥肌は敏感肌と同じ?肌に負担をかけるスキンケアはしないこと
”乾燥性敏感肌”という言葉があるくらい、この2つの肌質は密接に関わっています。
初めに知っておいてほしいのですが、実は敏感肌という肌質は専門的には存在していません。
詳しくは「敏感肌のためのニキビの治し方講座!肌が弱い人のケアを紹介!」を見てほしいのですが、敏感肌は一時的なものや勘違いということが多いです。
ただし、肌が乾燥するとバリア機能が低くなって、刺激に弱くなるのは事実です。
先ほどのメカニズムでお話しましたが、”肌が乾燥すると角化異常”が起こります。
この角化異常はまだ未熟な細胞を角質層にするので、バリア機能が低くなってしまうのです。
つまり、乾燥肌も敏感肌もケアのやり方はほぼ変わりません。
”スキンケアもできるだけシンプルにすることをオススメ”します。
乾燥からできるニキビの治し方
乾燥ニキビを治すためには、この3つをしてください。
特に保湿面は意識したいですね。
詳しくは「乾燥肌なのにニキビ!?乾燥肌ニキビの5つの治し方」を参考にしてみてください。
ヒルドイドを使った保湿がオススメ
保湿をするときのポイントは、いくつかあります。
【保湿のポイント】
- 洗顔の後に必ずする
- 1つの保湿剤で保湿をする
- パッティング(パチパチ)はしない
詳しい保湿のやり方は「ニキビのスキンケア方法まとめ!洗顔から保湿のやり方まで」を参考にしてください。
ここで注目してほしいのは、保湿剤を何にするかという点です。
もし、乾燥肌でなければ、美容液や保湿クリームをオススメしています。
ただし、乾燥肌や敏感肌という方はヒルドイドをオススメします。
僕も皮膚科に行ったときにヒルドイドローションを使いましたが、抜群の保湿力をもっています。
というのも、医薬品に指定されているものなので、”化粧品や医薬部外品以上に強力な保湿剤”です。
ただ、このヒルドイドは第一類医薬品なので、皮膚科でしか手に入れることができませんでした。(僕がそう思っていただけですが)
しかし、よく調べてみると、HPローションというヒルドイドと同じヘパリン類似物質を配合したものがありました。
こちらのHPローションは”皮膚科でもらえるヒルドイドと同じ100g中に0.3g配合”されています。
しかも、このHPローションは第二類医薬品なので、処方箋なしで購入可能です。
価格は保険適用が無いので1700円ほどですが、本当にオススメです。
ただ、皮膚科でもらえることもあるので、そちらがある方はそれを使われるのが良いでしょう。
皮膚科で自分に合った薬をもらうこと
乾燥ニキビに限らず、ニキビができたら皮膚科に行きましょう。
”ニキビを治すのに薬を使わないのは、非効率”です。
日本のニキビ治療はここ数年で飛躍しました。
海外では、主流だった薬もどんどん承認されてきています。
つまり、”3割負担の治療の中で十分な治療が可能になっている”ということです。
ただ、日本の皮膚科受診率は先進国の中でも下の方になっています。
一時期は「ニキビは皮膚科へ」というCMをやっていて少しは上昇しましたが、それでも少ないのが現状です。
このサイトではしつこいくらいに皮膚科へと言っていますが、ニキビを病気と認識してちゃんとした薬を使った治療をしましょう!
洗顔をシンプルにすること
「ニキビ=皮脂」というイメージが一般的で、一生懸命に洗顔をする人は少なくありません。
しかし、初めにも言ったように乾燥はニキビの原因になります。
洗顔が乾燥に直結するわけではありませんが、洗顔をしすぎるのは肌の負担です。
洗顔をするときは”1分以内に終わらせて、1日2回まで”にしてください。
また、水洗顔は別の肌トラブルの起こす恐れがあることからオススメしていません。
必ず洗顔料や洗顔石鹸を使って洗顔してください。
”洗顔料を使うときもしっかりと泡立てて、手が肌に触れずに洗顔を終えることが理想的”です。
洗顔で皮脂を取りきることがニキビを治すことにつながると勘違いされている方は見直してみてください。
大人ニキビにオススメの洗顔料13選!市販から通販までを紹介!
まとめ
乾燥はニキビの原因になります。
ニキビができる原因は皮脂であるというイメージが一般的なので、あまり知られていませんよね。
ただ、このことから乾燥肌や大人ニキビに悩む人は安心していられません。
なぜなら、乾燥肌こそニキビができやすい肌質と言えるからです。
では、乾燥ニキビに悩む人は参考にしてみてください。