クレーター

 

今回は、「凸凹クレータータイプのニキビ跡」の原因と治し方について説明していきます。

 

「凸凹したニキビ跡って治せるのですか?」

 

こんな質問をよく聞きます。

結論から言ってしまうと、”自力でこのニキビ跡を完全に治すことはできません。”

厳しい言い方かもしれませんが、変な化粧品に騙されるよりはマシです。

 

治すには、”皮膚科や美容クリニックでの治療が必須”となります。

夢見がちに化粧品にすがるようでは、いつまで経っても治すことはできないでしょう。

 

クレーターは化粧水や美容液では治らない

化粧品

 

クレーターを化粧水や美容液で消そうと思っても、100%無理です。

特に最近はニキビ跡専用の化粧品というのが販売されています。

 

しかし、これらはあくまで”ニキビ跡の予防”にしかなりません。

これはこれで意味がないものではありませんが、すでにできているニキビ跡を治すことはできません。

 

他のサイトでは、クレーターに化粧品を勧めていることがあります。

どんなに巧みに紹介していても、効果はないので注意してください。

 

繰り返し言っておきますが、”クレーターは美容皮膚科での専門的な治療でしか治すことができない”です。

ただし、保険が適用された治療もありませんし、お金がかかる皮膚疾患と言って良いと思います。

 

凸凹クレーターのニキビ跡には3つの基本型がある!

クレータータイプのニキビ跡には、3種類あります。

 

  • アイスピック(Icepick scar)
  • ローリング(Rolling scar)
  • ボックスカー(Boxcar scar)

 

これらは陥没(かんぼつ)しているサイズによって、分類されています。

 

アイスピック(Icepick scar)

アイスピックは、直径2mm以下の細長く、深い陥没があるニキビ跡です。

先端部分は、垂直に真皮の深層や皮下脂肪組織にまで達することがあります。

簡単に言うと、肌が自力で治せない部分まで陥没してしまっていることがあるということです。

 

ローリング(Rolling scar)

このタイプは、小さいもので1mm~4mm程度の陥没で、大きいものでは1cm異常になるものもあります。

炎症が横に広がっていったことから、ニキビ跡の形が穴を掘ったような形をしています。

 

ボックスカー(Boxcar scar)

ボックスカータイプは、丸に近い形で垂直に広範囲、陥没しているものです。

ローリングタイプと似ていますが、ボックスカータイプの方が目立ちやすいニキビ跡となっています。

サイズとしては、0.1mm~0.5mmほどの陥没となっていて、深いものだとそれ以上の陥没になります。

 

陥没クレーターニキビ跡の原因を解説!

クレータータイプのニキビ跡の原因は”ニキビの炎症が毛穴まわりにまで及ぶこと”で起こります。

この炎症からニキビ跡ができるという流れは、体質や肌質によってニキビ跡にならない人もいます。

このニキビ跡を残しやすくしている要素が2つあります。

 

  • 自分でニキビをいじって、刺激を与えてしまう
  • 髭剃りなどによる二次感染

 

ニキビ跡はニキビを潰したらできるとよく言われていますが、必ずできるとは限りません。

白ニキビや黒ニキビの場合は、潰すことで早くきれいに治ることもあります。

 

逆に潰さなくともデコボコができる人はできます。

つまり、クレーターができるかどうかは、”本人の肌の免疫力で決まる”と言えます。

 

クレータータイプのニキビ跡の治し方!

初めに言った通り、”自力で完治させることはほぼ不可能”です。

クレーターを治すとなると、美容皮膚科での治療になりますが、治療には色々な種類があります。

 

ニキビのように推奨された治療はありませんし、保険も適用されていません。

治療の費用が高額になることや効果、副作用については、必ず担当の先生に聞いてください。

 

クレーターの治療は種類や深さによって、治療方法が変わってきます。

例えば、アイスピックの深いタイプやローリングの浅いタイプで、適切な治療方法が変わってくるわけです。

 

正直、クレーターの治療は専門的に確立された治療方法が無いので、紹介するのも難しいというのが本音です。

ニキビ治療ガイドラインにも一部掲載されていますが、推奨されている治療法はありません。

ここではクレーターニキビ跡の主な治療方法を紹介します。

 

 

  • フラクショナルレーザー
  • 1450nmダイオードレーザー
  • ケミカルピーリング
  • 充填剤注射
  • トレチノイン治療
  • 手術療法

 

では、ひとつひとつ説明していきます。

 

フラクショナルレーザー

フラクショナルレーザーは、アイスピック型以外の深いタイプのクレーターに効果があります。

このレーザー治療のすごい点は皮膚表面を削る治療よりも日常生活に復帰する時間が短くて済むところです。

 

しかも、合併症になるリスクが低いので、よく使われています。

 

料金は大きさや深さ、できている場所によって変わってきます。

 

1回で1万円~3万円で、回数を重ねるごとに加算されます。

当たり前ですが、クレーターの量が多かったり、深かったりする場合はそれだけ回数を重ねる必要があります。

 

ちなみにレーザー治療は「尋常性ざ瘡(ニキビ)治療ガイドライン2016」で掲載されていて、”行っても良いが推奨しない”とされています。

クレーターに対して推奨されている治療はないので、載っているだけ良い方なのかもしれません。

 

1450nmダイオードレーザー

赤外線レーザーのひとつです。

皮脂腺やその周りの真皮に作用して、再生を促します。

 

元々はニキビ治療に使われていた治療法ですが、痛みや副作用の問題があり、徐々に使われなくなりました。

ニキビ跡に対しても、フラクショナルレーザーがあるので、あまり使われていません。

 

ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、有名な治療法のひとつです。

ピーリング剤を使って、”肌のターンオーバーを促進させて色素沈着やクレーターを改善”させます。

 

アイスピック型やローリングの深いタイプと相性がいい治療法です。

使用するピーリング剤は深いタイプには、高濃度トリクロロ酢酸が使われます。

一方の浅いタイプには、”サリチル酸マクロゴール”や”グリコール酸”が効果的です。

 

?瘡の萎縮性瘢痕に,トリクロロ酢酸や高濃度グリコー ル酸を用いたケミカルピーリングを行ってもよいが,推 奨はしない

(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2016

 

ただし、保険が適用されていないですし、副作用もあるので推奨されていません。(というより、推奨されている治療がない)

行っても良いとなっているので、美容皮膚科で検討する価値はあります。

 

充填剤注射

陥没(かんぼつ)している場所に、コラーゲンやヒアルロン酸を注入する治療法です。

ただし、どれも皮膚に吸収されてしまうというデメリットがあります。

そのため、定期的に注入する必要が出てきます。

 

「吸収されないものを入れれば良くない?」

 

このような疑問が残るかもしれませんが、これはやりません。

吸収されないということは失敗したときに一生残ってしまうことがあるので、避けられています。

 

ただ、治療の効果は皮膚科医の先生の技術によるので、経験豊富な先生をを選ぶのがおすすめです。

ちなみのこの治療法も保険適用外で、定期的に注入することになるので、費用が高くなります。

ニキビ治療ガイドラインにも掲載されていますが、C2です。(行っても良いが推奨しない)

 

トレチノイン治療

アメリカではシミやニキビの治療として認められているトレチノインを使った治療法です。

この成分は、”真皮のコラーゲンを作り出す細胞の力を促進させる”力があります。

 

長く使っていくことで、真皮の治癒も促進させることができます。

ただし、クレーターへの効果が薄いという口コミもあります。

家で行える数少ない治療法ですが、美容皮膚科の先生と相談して行ってください。

 

手術療法

手術療法には色々な種類があります。

ひとつがデルマパンチという皮膚を採取する器具を使って、直接切り取る方法です。

 

ふたつめがデルマパンチを使って切り取った後で、クレーターを持ち上げる方法や移植する方法があります。

手術療法は、深いクレーターのどの種類にも使われる治療法です。

 

自分で出来ることはないのか?

クレータータイプのニキビ跡に対して、自力で完治させることは不可能と言いました。

しかし、美容皮膚科での治療はどれも高額ですぐにはできないという人も多いと思います。

 

そんなときはターンオーバーを正常にして、自己治癒力を高めておきましょう。

基本的な保湿ケアやニキビケアを地道にやります。

 

これらはクレーターが治る方法というわけではありませんが、クレーターを増やさない意味でも重要です。

クレーターに悩んでいる人も試してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ

クレータータイプのニキビ跡を治していくには、お金と時間がかかります。

ニキビ跡専用の化粧水や美容液なんかが売られていますが、あれでニキビ跡を治すことはできません。

 

本気で治したい方は美容皮膚科で相談して、専門的な治療を受けてください。

ただし、どれも保険が適用されず、高額な治療になります。

クレーター治療を成功させるポイントは

 

  • 費用
  • 先生選び

この2つです。

クレーターに悩んでいる人は参考にしてみてください。