ベピオゲルのニキビへの効果

 

 

今回は、ニキビ治療によく使われるベピオゲルについてまとめていきます。

ベピオゲルは、”2015年から使えるようになった塗り薬”です。

 

日本では最近、使えるようになったわけですが、欧米では50年以上前から使われていました。

これだけでも日本がどれだけ遅れていたかがわかります。

 

ただ、最近は徐々に追いついてきた感じがします。

ディフェリンゲルと並んで、よく使われるベピオゲルについて解説していきます。

 

ベピオゲルとは?

ベピオゲル

 

ベピオゲルとは、”過酸化ベンゾイル”という成分を主成分に配合した治療薬です。

昔は使えませんでしたが、”現在では日本の標準治療”として使えるようになりました。

 

ベピオゲルは、白ニキビにも赤ニキビにも幅広く使える便利な治療薬です。

しかも、耐性菌の報告もされていませんし、顔だけではなく体にも使えます。

 

そんな優秀さから「ニキビ治療ガイドライン2016」でも、白ニキビ・赤ニキビに強く推奨されています。(A)

また、ディフェリンゲルとは違って、体に使っても安全性に問題はないですし、年齢制限はありません。

 

維持療法にも使えるので、ニキビに悩んだら一度は使ってみたい薬です。

 

ベピオゲルがニキビに効く理由!効果をまとめてみた

ベピオゲルがニキビに効果ある理由を解説していきます。

ベピオゲルには2つの効果があります。

 


 

  • 抗菌作用
  • ピーリングによる面皰改善

 


 

それぞれ解説していきます。

 

1.抗菌作用

細菌

 

ベピオゲルには、”強い抗菌作用”があります。

ベピオゲルに配合されている主成分が酸化剤としての役割をもっているため、抗菌することができます。

 

ベピオゲルは耐性菌ができにくい

ベピオゲルとダラシン

 

ベピオゲルのすごいところは、”耐性菌ができにくい点”です。

今までの抗菌薬は殺菌するやり方に耐性を付けられてしまうのが問題でした。

 

しかし、ベピオゲルは殺菌する方法を色々もっているので、耐性がつきにくいです。

ダラシンTゲルなどの抗菌薬は長期間使い続けてしまうと、徐々に効果が薄れてしまいます。

 

そのため、維持療法のときは使えませんが、”ベピオゲルは使い続けてもOKという便利な薬”です。

 

2.ピーリングによる面皰改善

皮が剥ける

 

ベピオゲルは、”ピーリング作用”があります。

ピーリングとは、英語で剥ぐという意味で使われています。

 

ベピオゲルは、毛穴に詰まった角栓を取り除いて、白ニキビ(面皰)の改善が期待できます。

 

【初心者必見】治らない白ニキビを確実に治すための4つの治し方!

 

ディフェリンゲルにも似たような効果がありますが、どちらも敏感肌には少し向かない働きです。

 

後で副作用について解説しますが、ヒリヒリ感はどちらの治療薬にもあります。

「ベピオゲルを使ったら、肌がヒリヒリした」というのは、肌に合っていないわけではないので注意してください。

 

ベピオゲルの副作用が出たときの対処法

副作用

 

ベピオゲルの副作用が出るのは当たり前です。

副作用が出ても我慢できるくらいなら、放っておいても自然に収まります。

ただ、我慢できなさそうな副作用でしたら、対処法が2つあります。

 

  • 使う量を減らす
  • 保湿剤を塗ってから使う

 

対処法のひとつめは使う量を半分程度にすることです。

使用量を減らせば、副作用を和らげることができます。

 

また、保湿剤を塗ってからベピオゲルを塗るようにすると、刺激を和らげることができます。

これはディフェリンゲルも同じなので、刺激を緩和する方法として覚えておいてください。

 

化粧水選びに悩む人必見!ニキビに効く化粧水ランキング!2018年版

【2018年】ニキビに効く保湿クリームおすすめランキング!

 

ベピオゲルの正しい使い方

ベピオゲルの使い方

 

  1. 洗顔をする
  2. 保湿をする
  3. ベピオゲルを塗る

 

ベピオゲルをもらうときにも言われると思いますが、”1日1回夜”に塗ります。

顔に塗るときは、”洗顔と保湿をした後に塗るのがおすすめ”です。

 

副作用も和らぎますし、習慣にすると楽に継続できます。

体に使うときはお風呂上がりで、体をふいてから塗ってください。

 

ベピオゲルの塗り方

 

薬を手に取る

 

ベピオゲルを第一関節の長さに取ります。

 

ベピオゲルの塗り方

 

塗るときは初めにおでこ、両頬、鼻、あごにちょこんと置いてから塗りましょう。

ありがちな間違いとしては、”それぞれの部位のバランスが悪くなること”です。

 

ベピオゲルを顔全体に広げる

 

各部位から顔全体に広げていきます。

ただ、”目の周りや唇、小鼻、傷などには付けない”ようにしてください。

 

隠れニキビ(微小面皰)の治し方!繰り返すニキビを治すカギは維持療法

 

使う前に知っておきたいベピオゲルの副作用について

ベピオゲルの副作用

 

 

ベピオゲルは医薬品なので、副作用があります。

使う前に必ず確認してください。

 

ベピオゲルは実験ですと、”37.3%の人に副作用が確認”されました。

この副作用は治療を初めた1ヶ月目に出てきます。

 

それが終われば、副作用も落ち着いてニキビが徐々に減っていきます。

では、副作用に多い順にまとめていきます。

 

  • 皮がめくれる
  • 赤み
  • ヒリヒリ
  • 乾燥
  • かゆみ

 

3ヶ月使って出る副作用と1年間使って出る副作用の割合は少し変わってきます。

ただ、ベピオゲルを使っていて感じる副作用は上の5つが主なものです。

 

皮がめくれる

ベピオゲルの副作用というよりは、ピーリング作用によるものです。

ターンオーバーを促進させるピーリング作用は、”白ニキビに非常に有効”です。

 

ただ、”敏感肌の人は刺激を感じやすい”でしょう。

この副作用は、初めの数週間で感じます。

 

赤み

これはディフェリンゲルやトレチノインもそうですが、肌の赤みが出ることがあります。

特に使い始めのうちはこの副作用が出やすいです。

敏感肌や肌が弱い人は注意してください。

 

ヒリヒリ

赤みの延長線上にあるような副作用です。

ピーリング作用があるので、バリア機能が一時的に低くなります。

 

そのため、”ベピオゲルが刺激になることがあります。”

ただ、ヒリヒリと感じたからと言って、肌に合っていないわけではありません。

 

多くの治療薬でこうした副作用はありますし、それで治療を中断するのは辞めましょう。

この後で紹介する副作用が出たときの対処法をやっても、全く緩和しないという場合は皮膚科医の先生に相談してください。

 

乾燥

ピーリング作用によって、バリア機能が低くなるので、肌が乾燥しやすくなります。

ベピオゲルを使うときは、保湿ケアを欠かさずにやってください。

また、保湿剤を使うことで副作用を和らげることもできるので、オススメです。

 

ニキビの薬を使って乾燥したときの対処法まとめ!

 

かゆみ

これも多くの治療薬で出てくる副作用のひとつです。

特に塗ったところがかゆくなることがあるので、注意してください。

 

かゆいところをかいてしまうと、そのまま跡になってしまうケースもあります。

できるだけ意識して顔には触らないようにしましょう。

 

ベピオゲルを使う前に知っておきたい3つの注意点

ベピオゲルの注意点

 

 

ベピオゲルにはいくつかの注意したいポイントがあります。

それぞれ解説するので、ベピオゲルを使う前に確認しておきましょう。

 

1.漂白作用があるので、髪の毛や服につかないように注意する

ベピオゲルは強力な酸化作用をもっています。

この働きを利用して、小麦の漂白や髪の毛の脱色にも使われているほどです。

 

このことから髪の毛や服には直接つかないようにしなければなりません。

もし、付いてしまうと”服や髪の毛が色抜けする”場合があります。

 

ちなみに僕がベピオゲルを塗っていたときにアイマスクをしていたら、皮膚に触れている部分だけ色が抜けていました。

アイマスクをされている方は注意が必要です。

 

2.日焼け止めを必ずつける

 

日焼け止め

 

これはディフェリンゲルもそうですが、薬をつけているときはバリア機能が低下します。

ベピオゲルの場合はピーリング作用があるので、皮が剥れた状態になります。

 

そのため、紫外線から肌を守る力が低くなるので、日焼け止めを付けるようにしてください。

使う日焼け止めは”日常的に使えるSPFが20~30、PA++~+++”です。

 

ニキビに超重要な紫外線対策!オススメの日焼け止めとは!?

 

3.25℃以下の涼しい場所で保管する

ベピオゲルは25℃以下の涼しい場所で保管しましょう。

特に夏場は部屋の中が暑くなるので、冷蔵庫で保管するのがオススメです。

 

ベピオゲルは暑い場所もダメですが、冷凍してしまうのもNGです。

基本的に冷蔵庫に入れておくのがオススメです。

 

ベピオゲル治療も3ヶ月を目安に行う

3ヶ月で治すニキビの治し方講座まとめ!」を参考にしていただければわかりますが、ベピオゲルの治療も”3ヶ月”が目安です。

ベピオゲルは維持療法にも使われる治療薬ですが、3ヶ月使ってニキビが治らなければ、他の薬を検討しましょう。

 

ただ、逆に言えば、勝手な独断で治療を中止するとかは絶対にやめてください。

辞めるときも皮膚科医の先生に相談してからにしましょう。

 

始めてからの1ヶ月は副作用も出てきますし、ニキビへの効果もまだ実感しづらい期間です。

ベピオゲルの治療の山場が初めにあって、ここで挫折してしまう人も多いはずです。

 

しかし、ここを乗り越えれば、ニキビが徐々に減っていくことを実感しやすくなります。

ニキビ治療は3ヶ月間ですが、初めの1ヶ月が勝負になるので、一緒に頑張っていきましょう。

 

ニキビが治らない人必見!重症化ニキビの9つの治し方まとめ!

 

ベピオゲルとディフェリンゲルを配合したエピデュオゲルが2016年に発売

エピデュオゲル

 

ベピオゲルの”過酸化ベンゾイル”とディフェリンゲルの”アダパレン”が配合されたエピデュオゲルが2016年の11月4日から発売されました。

ディフェリンゲルとベピオゲルは、どちらも「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2016」において強く推奨されている治療薬です。

 

エピデュオゲルは使い始めてから2週間の期間が一番副作用を感じやすく、そこから徐々に落ち着いていきます。

塗る面積についても徐々に広がっていきます。

ベピオゲルが使われ始めたのが2014年なので、それから2年で次の主力になりそうな治療薬が出てきました。

 

「ベピオゲルを使ったけど、効果が無かった・・・」

 

という方は試してみる価値がある治療薬です。

 

まとめ

ベピオゲルは、ニキビ治療によく使われる優秀な治療薬です。

保険が適用されてからはニキビ治療としてもらうことが多くなりました。

 

ただ、使うときは必ず使い方と副作用について理解してから使ってください。

そうでなければ、ベピオゲルの効果を実感しづらくなりますし、間違った使い方をしてしまうのは危険をともないます。

 

ベピオゲルを保湿ジェルと同じような感覚で使わないでください。

ベピオゲルは強力な治療薬でもあるので、一度試してみる価値はあります。