「赤みのニキビ跡が消えないんだけど、これって大丈夫なの?」
こんな悩みを持ってたりしませんか?
赤ニキビだと思っていたのに中々消えないのは赤みのニキビ跡だからかもしれません。
赤みは自然と消えることがありますが、何年も残ることもあります。
残り続けてしまうと、つらいですよね・・・。
赤みは色素沈着になることもあるので、早めのケアをしておきたいところです。
そこで、このページでは赤みのニキビ跡の消す方法について紹介していきます。
目次
赤みのニキビ跡とは?
赤みのニキビ跡は専門的に言うと、”炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)”と言われています。
赤ニキビができた後に、そのまま炎症が残るという形でできることが多いです。
しかし、このニキビ跡は自然と消えていくことがあります。
放っておいてもいいのですが、紫外線を浴び続けていると残りやすくなるので注意が必要です。
赤みのニキビ跡に明確な治療法はありませんが、いくつかの治療法を挙げることができます。
治療法はのちほど解説していきます。
赤みのニキビ跡と色素沈着の違いとは!?
ニキビ跡に悩む人に多いのが”ニキビ跡の赤みと色素沈着を間違えてしまう”ことです。
赤みタイプのニキビ跡は、先ほども紹介しましたが、こちらです。
赤い炎症を起こしていますが、跡になっている状態です。
で、こちらが色素沈着です。
色素沈着は炎症が無く、茶色っぽく残ります。
これが、赤みタイプと色素沈着の違いなのですが、自分がどちらのニキビ跡かわかりましたか?
この記事では、赤みタイプの方の原因と治し方を説明していくので、色素沈着タイプだった方はこちらのページへどうそ!
赤みのニキビ跡を消すことは可能か?
可能です。
赤みのニキビ跡に関しては治す方法がいくつかあります。
僕も実際に治療をしていて、目に見えて改善してきています。
写真の角度が違いますが、ほくろの位置を目安にしていただけるとわかりやすいです。
明らかに治っているのがわかりますよね。
僕はトレチノインとハイドロキノンを使った治療をしました。
参考:ニキビ跡に悩んでいるあなたに!私のニキビ跡を改善させた塗り薬を紹介!
しかし、この治療以外でも赤みのニキビ跡なら改善させることができます。
赤みのニキビ跡を消す方法は解説する前に原因から見ていきます。
赤みのニキビ跡の原因を解説!
赤みタイプのニキビ跡の原因として挙げられるのは2つあります。
- ニキビの炎症が強く、肌の奥で炎症が残っている
- 炎症によって毛細血管を傷つけ、周辺で血が溜まっている
それぞれ解説していきます。
原因1 肌の奥で炎症が残っている
赤みが残る理由のひとつめは、”肌の奥で炎症が残っている”ことが挙げられます。
赤ニキビのようにボコッとしていないのは中で炎症が起きているからです。
炎症の強さは、肌質や体質によっても異なるので、必ずこのように赤みが残るわけではありません。
ただ肌の免疫力が低いと、このように肌の奥まで炎症が広がってしまい、跡が残りやすいです。
原因2 炎症によって毛細血管を傷つけ、周辺で血が溜まっている
炎症によって、毛細血管が傷つけられ、その周辺で血が流れ出てしまい、血が溜まってしまうことで起こります。
ニキビの炎症というのは、アクネ菌を起点としてはじまります。
アクネ菌と戦っている好中球(白血球)は敵味方関係なく攻撃してしまうので、皮膚にもダメージを与えます。
それによって、毛細血管も傷ついて、血が流れてしまうのです。
ようは、毛細血管から流れ出た血が赤みとなっているのです。
この赤みタイプのニキビ跡を放置していると、色素沈着になることもあります。
ニキビ跡の赤みを消す3つの方法を紹介!
ニキビ跡の赤みを消す方法は色々あります。
- ビタミンC外用
- イオン導入+ケミカルピーリング
- トレチノイン&ハイドロキノン治療
この3つに分けることができます。
”ニキビでも、ニキビ跡でも「予防」と「治療」を同時にすることは必須”なので、どちらもやります。
ビタミンC配合の化粧品・外用薬
日本皮膚科学会の「ニキビ治療ガイドライン2016」には、
アスコルビン酸には抗酸化作用があり,?瘡,特に 炎症性皮疹と炎症後の紅斑に対して効果が期待されている
(引用元:尋常性ざ瘡治療ガイドライン2016)
赤みのニキビ跡に対しては、”ビタミンCが有効”ということがわかります。
そして、これが書かれているのはビタミンCの外用薬について書かれている項目です。
飲み薬やサプリメントでの有効性は証明されていないので、”ビタミンC配合の化粧品か外用薬を皮膚科で買うのが良い”です。
ただ、ビタミンC配合のものなら何でも良いというわけではありません。
中には濃度が薄いものもありますし、ビタミンCは壊れやすいという特徴があります。
できるだけ”濃度が高く、浸透しやすく安定しているビタミンCが配合されたものが良い”です。
個人的におすすめなのが「ビーグレンのCセラム」です。
ビタミンCを”7.5%”とかなり高濃度配合していて、国際特許を取得したナノ化技術でビタミンCを安定させています。
浸透力も高くなっているので、赤みのニキビ跡にピッタリです。
イオン導入とケミカルピーリング
ビタミンC外用よりも効果を期待したいなら、”イオン導入とケミカルピーリングを一緒に行うのがおすすめ”です。
イオン導入とは、皮膚に微弱な電気を流して、浸透力を高める美容法です。
ビタミンC誘導体が浸透しやすくなるので、赤みのニキビ跡に有効だと考えられます。
また、イオン導入はケミカルピーリングとセットで行われることが多いです。
ケミカルピーリングで古い角質を剥がして、浸透しやすくなったところで治療をしていきます。
ケミカルピーリングに関しては、ニキビ治療のひとつの選択肢としても推奨されています。
赤みのニキビ跡だけではなく、ニキビ治療になるのは一石二鳥な治療です。
トレチノインとハイドロキノン
これは赤みだけではなく、色素沈着もある人に向いた治療法です。
僕は赤みのニキビ跡も色素沈着もこの治療で改善させました。
トレチノインとは、ニキビやシミに効く塗り薬のことで、表皮の細胞を活性化させる効果をもちます。
ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が促進されるので、皮がベリベリめくれていきます。
どんどん新しい皮膚に変わっていくため、色素沈着の原因であるメラニン色素も一緒に上がっていきます。
治療を続けるにつれてメラニン色素が徐々に薄くなるので、完全に治すこともできます。
”アメリカではニキビ治療・シミ治療として認可されている治療法”です。
日本ではあまり浸透していませんが、”強力な治療薬で効果はバツグン”です。
”ただ、副作用も大きいですし、最悪の場合シミがさらに悪化する場合があります。”
トレチノインとハイドロキノンを使った治療は、美容皮膚科で行うことができます。
本当に強力な薬なので、副作用が強いです。
実際に使う際は自己責任でお願いします。
赤みを治す上で知っておきたい3つの注意点
赤みのニキビ跡を治すときは3つ注意したいポイントがあります。
- 紫外線
- オロナインについて
- ハイドロキノンについて
それぞれやりがちな間違いでもあります。
赤みのニキビ跡を消すときは注意しましょう。
では、それぞれ解説していきます。
紫外線
赤みが残るニキビ跡は、”日焼けによって治りにくくなり、悪化してしまう”ことがあります。
赤いニキビ跡が紫外線を受けてしまうと、メラニン色素(シミの原因)が赤みに吸収されてしまいます。
その結果、赤みタイプのニキビ跡はシミになってしまうのです。
赤みタイプはニキビ跡の中でも治りやすいと言いましたが、悪化する可能性は十分あります。
このニキビ跡で悩んでいる方は特に紫外線のケアを心がけてください。
ニキビ跡の赤みはオロナインで消せる?
消せるわけがありません。
オロナインは、ちびまる子ちゃんのCMでよく見ましたが、「傷を治すための薬」なんです。
で、オロナインにはどういう作用があるかというと、
- 殺菌作用
- 保湿作用
なんですね。
オロナインをよく使っている方は知っているかもしれませんが、効果効能の所に「ニキビ」「吹き出物」とあります。
オロナインはニキビには効果を期待できます。
しかし、ニキビ跡への効果は期待できませんので、注意が必要です。
ハイドロキノンは効果があるのか?
”美白の王様”や”肌の漂白剤”と呼ばれているほど、強い美白効果をもっている成分です。
メラニン色素の生成を抑制する作用とメラノサイトを減らす作用をもちます。
赤みのニキビ跡が色素沈着にならないようにするには、効果的かもしれません。
ただ、それは色素沈着の予防としてなので、赤みを消すことにはなりません。
この刺激で赤みが悪化することも考えられるので、安全性が高い”ビタミンC”の方がよさそうです。
ただし、”トレチノイン治療のときにはハイドロキノンと一緒に使うのが効率的”で適しています。
なぜなら、トレチノインは強力で肌が炎症を起こします。
その炎症が原因で新たなシミや色素沈着を作ってしまう恐れがあるからです。
ハイドロキノンはシミを作らせないように予防する働きが強いので、相性がとても良くセットで使われることが多いです。
ただし、”このハイドロキノンも強力な薬なので、必ず皮膚科医の指導の元で使ってください。”
まとめ
ニキビ跡の赤みを消す方法について解説しました。
ニキビ跡の赤みは治らないものではありませんが、明確な治療法があるわけではありません。
ビタミンCの外用は赤みに効果があるとされていますが、どのくらい時間がかかるかは難しいところです。
トレチノイン治療をすれば、大きく改善できそうですが、副作用に注意する必要があります。
赤みだけなら、イオン導入とケミカルピーリングが良い気がします。
美容皮膚科に行く必要はありますが、正しく皮膚科医の指導のもと行うので安全性も高いです。
3つ消す方法を紹介しましたが、自分に合ったものを選んでみてください。