顎

 

突然ですが、「あごニキビが一向に消えない・・・」と悩んでいませんか?

アゴにできるニキビは治りにくく、ニキビ跡が残りやすいという特徴があります。

 

”間違ったケアをしていては一向に改善しないでしょうし、無理なケアはニキビ跡を招く恐れもある”でしょう。

今回はアゴの特徴から見るニキビの原因や正しい顎ニキビの治し方までを解説していきます!

 

顎ニキビに悩んでいる人は参考にしてみてください!

 

顎(あご)は汗腺が少なく、水分量も低い

顎ニキビを治すために初めに知っておきたいことは、”あごの特徴”です。

実は肌は全て均一にできているわけではなく、それぞれの部位で微妙な違いがあります。

 

真皮

 

顎という部位は、”汗腺”という汗を分泌するところが少ないです。

ただし皮脂腺は比較的多いため、ニキビもできやすくなっています。

 

ルナメアAC水分量

(引用元:ニキビ用化粧品「ルナメアAC」の開発

 

また顔全体で比較すると、”アゴは水分量・油分量ともに低い”です。

ちなみに富士フイルムのこの研究では肌の水分量の低さとニキビの数が相関していることがわかっています。

 

そのため、アゴはニキビができやすい部位と考えていいでしょう。

特に画像を見ると、”ニキビができやすい人ほどアゴの水分量が低い”です。

これらの特徴を踏まえつつ、顎ニキビの原因を4つ紹介していきます!

 

顎ニキビができる4つの主な原因

顎ニキビの原因

 

ニキビの原因は色々な要因が挙げられます。

今回はあごニキビに焦点をあてて、主な原因をまとめてみました。

 

それが上記の4つです。

あごに集中してニキビができる人は参考にしてみてください。

 

1.ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れ

 

ホルモンバランスの乱れは、ニキビの大きな原因の1つです。

特に”アゴは男性のひげが生えてくる部位でもあるので、ホルモンの影響を受けやすい”と考えられます。

 

特に男性ホルモンはニキビの大きな原因です。

なぜなら、”男性ホルモンは角化細胞の増殖や脂腺の増大、皮脂分泌の促進などの働きがあるから”です。

 

Androgens stimulate proliferation of keratinocytes, size of sebaceous glands and sebum secretion.

(訳:アンドロゲン(男性ホルモン)は、ケラチノサイトの増殖、皮脂腺の大きさおよび皮脂分泌を刺激する)

(引用元:The aetiopathogenesis of acne vulgaris – what’s new?

 

この働きでアゴの皮膚が厚くなり、毛穴が詰まり皮脂が溜まっていくという流れになっています。

女性の場合はホルモン治療が受けられますが、男性の場合は別のやり方で対処していく必要があります。

 

2.毛穴が小さい

”アゴは顔全体の中で、毛穴が小さい”傾向があります。

毛穴のサイズは、皮脂の分泌量と大きく関係しています。

 

ルナメアAC水分量

(引用元:ニキビ用化粧品「ルナメアAC」の開発

 

顔の油分量の写真を見てもわかるように、アゴの油分量は少ないのがわかります。

これは毛穴のサイズが小さいということを示しています。

 

しかし逆に言えば、”角化異常が起きたときに毛穴が閉じやすい”です。

ただ毛穴が小さいとは言っても、皮脂は分泌されています。

 

3.あごを触るクセ

アゴを触るクセがある人は、肌を触ることが原因になります。

なぜなら、”皮膚を触っていると、角化細胞の増殖が促進”されるからです。

 

毛漏斗の閉塞には、表皮細胞から分泌されるIL-1αによる角化異常が関与することが知られている

IL-1α:炎症性サイトカインのこと

参考:にきび最前線、ニキビ治療薬編

 

肌に触っていると、表皮細胞が肌を厚くして保護しようとしてきます。

 

角化異常

 

しかし、肌が厚くなったことで毛穴が閉じてしまい、ニキビの原因になるのです。

これは”バイオリニストの方が、フェイスラインやあごにニキビができやすい”のと同じメカニズムです。。

 

原因はバイオリンがアゴやフェイスラインにあたってしまい、その部分の皮膚が厚くなるからです。

アゴを触るクセがある人は意識して辞めるようにしてください。

 

4.乾燥

富士フイルムの研究でもわかるように、アゴは水分量が低いことがわかっています。

水分量が低い人ほどニキビの数が多い傾向があるため、”アゴも乾燥が原因のニキビができやすい”です。

 

また理論的にも、”乾燥による角化異常”が考えられます。

皮膚は触る以外にも、乾燥することで角化異常を起こします。

後は同じ流れで、毛穴が閉じて皮脂が溜まってニキビができます。

 

ニキビではなく、尋常性毛瘡の可能性もある

ひげそり

 

ヒゲを剃る人でアゴニキビがよくできる人は、”尋常性毛瘡(じんしょうせいもうそう)”の可能性があります。

尋常性毛瘡とは、いわゆるカミソリ負けによる炎症のことです。

 

カミソリ負けで肌が傷つくと、そこからブドウ球菌が侵入して炎症が起こります。

見た目はニキビと似ていて、赤いものや黄色い膿をもつものもあります。

 

治療方法としては、”抗菌薬を使うのが一般的”です。

ここで使われる抗菌薬は、ニキビにも使われるアクアチムクリームなどです。

ニキビ治療で皮膚科に行っていて持っている場合は使ってみる価値があります。

 

顎ニキビの治し方まとめ

顎ニキビの治し方は4つあります。

 


 

  • 皮膚科の薬を使う
  • 皮膚科へ行けない場合は市販薬もあり
  • 保湿ケアを徹底する
  • アゴに触れた回数を記録する

 


 

自分ができるものは、できるだけおこなってください!

それぞれ解説していきます!

 

1.皮膚科の薬を使う

皮膚科

 

アゴニキビだけではなく、ニキビを治すときは皮膚科へ行くことを推奨しています。

なぜなら、”皮膚科の治療が一番コスパが良い治し方だから”です。

 

ニキビの治療は保険が適用されるので3割負担で済みますし、使われる薬は厳正な評価が行われています。

昔はニキビに使える薬が抗菌薬くらいでしたが、今は世界標準にも追いつきつつあります。

 

ベピオゲルの症例写真

(引用元:Benzoyl Peroxide

 

上記は日本皮膚科学会がニキビに強く推奨しているベピオゲルという薬を使った女性の症例写真です。

アゴや頬にできたニキビが改善しているのが見て取れます。

”このようにニキビができたら皮膚科へ行くのが一番効率の良い治し方”なのです。

 

2.皮膚科へ行けなければ市販薬もあり

皮膚科へ行くのが一番効率的な治し方だと思っていますが、皮膚科へ行くことができないという人もいるでしょう。

そんな方は皮膚科の薬ではなく、”ドラッグストアに売られている市販薬を使うのもあり”です。

市販薬の中では、「テラ・コートリル」という薬をオススメしています。

 

テラ・コートリル

 

テラ・コートリルは、”皮膚科で使われているニキビの飲み薬と同じ系統の成分が配合”されています。

市販の中で本格的な成分が含まれているものがほとんどないので、テラ・コートリルはオススメです。

皮膚科へ行けないという人は試してみてください。

 

3.保湿ケアを徹底する

保湿

 

アゴは肌の水分量が低いとわかっているので、”アゴやフェイスライン周りは保湿を徹底”します。

今あるニキビが治せるわけではありませんが、ニキビは繰り返しできるのでそれを予防するのが目的です。

 

ただ注意したいのが”保湿を徹底すると言っても、大量の保湿剤を使う必要はない”という点です。

よく化粧水や美容液、保湿クリームとすべて使ってしまう人がいます。

米国皮膚科学会は”肌への負担を避けるために、スキンケア製品を絞るよう推奨”しています。

 

Limit the number of skin care products you use.Using too many products on your skin, especially more than one anti-aging product.tends to irritate the skin.

(訳:あなたが使用するスキンケア製品の数を制限してください。あなたの肌に多すぎる製品、特に1つ以上のアンチエイジング製品を使用していると、皮膚を刺激します。)

(引用元:Skin care on a budget

 

”保湿剤は低刺激でちゃんと保湿できれば、自分が気に入っているもので大丈夫”です。

ただ1回に使う数は減らすよう努力してください。

 

4.アゴに触れた回数を記録する

記録

 

アゴに触るクセがある人は、”アゴに触れた回数を記録することをオススメ”します。

この回数を記録するというやり方は認知行動療法というやり方で、主に精神疾患のある人に使われる治療法です。

 

アゴに触るのは精神疾患ではありませんが、ただ触らないようにするよりも強力なやり方です。

「どうしてもアゴを触ってしまう」「頬杖がクセになっている」という人はスマホなどで記録してみてください。

 

まとめ

顎は、”ニキビができる部位の中でも治しにくい”と言われています。

ホルモンバランスや肌の水分量の影響があるためです。

 

しかし、治らないものでも無いので根気強いケアと治療を続けていかなければなりません。

理想は皮膚科へ行くのが間違いないですが、行けない方は市販薬でも構いません。

ただ何かしらのケアは必要なので、ぜひ参考にしてみてください!

 

ニキビの場所別