ドラッグストアによく売られている洗顔料のひとつ、アクネス。
アクネスは、小池徹平さんがCMに出られていたのが印象的です。
僕も中学の頃使っていたのが、このアクネスの洗顔料でした。
市販品がダメという声が多くありますが、実際どうなのか見ていきましょう。
【2020年版】ニキビに効果がある洗顔料ランキングを見てみる
目次
商品の基本情報
商品名 | アクネス薬用クリーム洗顔 |
---|---|
販売会社 | ロート製薬株式会社 |
分類 | 医薬部外品 |
価格 | 567円(地域や店舗による) |
送料 | 無料(Amazon) |
内容量 | 約1ヶ月分(130g) |
特典 | なし |
体験レビュー!実際に使って分かった使用感と効果!
昔、使っていただけにすごい懐かしい感じがします。
改めてみても、「中々悪くないかも」と思ってしまいます。
”有効成分に殺菌作用のある成分”と”ニキビの炎症を抑える成分が配合”されていて、さらには”ビタミンC誘導体”が配合されています。
また、ノンコメドジェニックテストやアレルギーテスト済みと一見良さげな感じがします。
成分はこんな感じになっています。
有効成分:イソプロピルメチルフェノール,グリチルリチン酸ジカリウム
その他の成分:ビタミンCリン酸Mg,ユキノシタエキス,オリブ油,モノステアリン酸,ポリエチレングリコール,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,酢酸トコフェロール,ラウリン酸ジエタノールアミド,ラウリルヒドロキシスルホベタイン液剤,ラウロイルグルタミン酸K,濃グリセリン.無水エタノール,BG,乳酸,塩化K,酸化Cr,黄酸化鉄,水酸化K,水酸化Na,香料
全成分を見ると、できたら避けたい成分が配合されています。
成分のことは後で詳しく見ていくとして、テクスチャーを見ていきましょう。
テクスチャーは、黄色っぽい白が特徴的ですね。
香りはテクスチャーからもあって、個人的には好きな香りです。
一応、さわやかシトラスの香りらしいです。
泡立てていくと結構泡立ちます。
いつも僕が使っている泡立てネットを使ったのですが、泡立ちは悪くないと思います。
ただこの泡立ちも”ラウリン酸”という成分が配合されているから出来ています。
この成分は、泡立ちをよくする反面、肌に負担をかけてしまう成分となっています。
で、実際に洗顔してみたのですが、すごい皮脂を持ってかれます。
ビタミンC誘導体のうるおい成分が配合されているようですが、すごい乾燥しました。
洗顔後は、すぐに保湿しなければ乾燥すると思います。
久しぶりに使いましたが、おすすめはできません。
皮脂をがっつり持ってかれるので、乾燥肌になったりする人もいるかもしれないですね。
それにすでに乾燥肌の人はさらに悪化する可能性もあります。
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アクネスの良かったところ
有効成分とコスパの高さは良いですよね!
1.有効成分がニキビ対策に向いている
アクネスの有効成分は”イソプロピルメチルフェノール”と”グリチルリチン酸ジカリウム”です。
いわゆる殺菌成分と抗炎症成分が配合されています。
有効成分はニキビ対策としてよく使われている成分です。
ただ、殺菌成分はできたら配合しないでほしかったです。
アクネ菌を殺菌したところでニキビが治るわけではありませんし、ニキビ予防にはなりません。
すでにできてしまったニキビには期待できるかもしれませんが、顔全体ではなくニキビができた部分だけ殺菌するのが理想的です。
抗炎症成分は炎症をもったニキビには有効で、皮膚科でも使われることがあります。
2.コスパが最高に良い
市販で売られている洗顔料が総じて良いのは、”コスパの高さ”ですよね。
1ヶ月分が500円以下で手に入りますし、近くのドラッグストアに行けばすぐに手に入る手軽さもうれしいです。
アクネスは1ヶ月分が567円で購入できます。
1本で130gあるので、かなりコスパが良いです。
デメリット・残念だった点は?

全体的に余計な成分が配合されている感じです・・・。
1.明らかに洗浄力が高い配合になっている
アクネスを見て初めに感じたデメリットが”界面活性剤ばかりな全成分”です。
洗顔料というのは一般的に界面活性剤を配合するので、これ自体が危険ということはありません。
しかし、やたらと多く感じました。
有効成分:イソプロピルメチルフェノール,グリチルリチン酸ジカリウム
その他の成分:ビタミンCリン酸Mg,ユキノシタエキス,オリブ油,モノステアリン酸,ポリエチレングリコール,ラウリン酸,ミリスチン酸,パルミチン酸,酢酸トコフェロール,ラウリン酸ジエタノールアミド,ラウリルヒドロキシスルホベタイン液剤,ラウロイルグルタミン酸K,濃グリセリン.無水エタノール,BG,乳酸,塩化K,酸化Cr,黄酸化鉄,水酸化K,水酸化Na,香料
上がアクネスの全成分ですが、石鹸として必要な成分が
高級脂肪酸(ラウリン酸・ミリスチン酸・パルミチン酸)+アルカリ剤(水酸化K・水酸化Na)
となります。
これで界面活性剤は出来ていますが、さらに4つの合成界面活性剤が配合されています。
- モノステアリン酸,ポリエチレングリコール
- ラウリン酸ジエタノールアミド
- ラウリルヒドロキシスルホベタイン液剤
- ラウロイルグルタミン酸
ちなみに合成だから危険というわけではないです。
これで肌の刺激になるというわけではなく、「洗浄力が強いだろうな」と感じました。
界面活性剤の効果は洗浄作用なので、これだけ配合されていれば、汚れはしっかりと落とせます。
肌のうるおいがなくなるくらいです。
2.殺菌成分は無添加の方が良かった
有効成分にイソプロピルメチルフェノールが配合されています。
よく配合されることがある殺菌成分ですが、無添加の方が良かったです。
正直、洗顔料に殺菌成分が配合されていても、ニキビ予防の役に立ちません。
顔全体を殺菌してもアクネ菌が消えることはありませんし、悪玉菌と一緒に善玉菌も殺菌されるので、菌のバランスは変わらないです。
ニキビのあるところにピンポイントで殺菌するなら、赤ニキビの悪化を防ぐ意味でも良いと思います。
ただ、これは抗菌剤を使えばいいので、洗顔料には必要ありません。
”殺菌成分が刺激になる可能性もあるので、無添加の方が良かった”です。
3.ラウリン酸が配合されている
脂肪酸(石鹸の元)の中に”ラウリン酸”が配合されています。
脂肪酸には色々な種類がありますが、その中で皮膚刺激が強めの成分です。
当サイトでは、ラウリン酸が配合された洗顔料はおすすめしていません。
まあ、配合されていたらすぐに刺激になるというわけでは無いですが、少しでも刺激にならないようにするための配慮です。
特に敏感肌の方はラウリン酸が配合されている洗顔料はおすすめしません。
吸着力が強いので、肌の負担になりやすいです。
価格比較
アクネスを楽天・アマゾン・ドラッグストアで価格比較してみます。
価格 | 送料 | |
---|---|---|
ドラッグストア | 411円(税込) | なし |
Amazon | 357円(税込) | 無料 |
楽天 | 435円(税込) | 送料別 |
総合してみると、Amazonが一番安そうですが、地域によってはドラッグストアが安いかもしれません。
通販だと手数料がかかって、何だかんだ高くなってしまうことがあります。
お近くのドラッグストアで値段を確認して買ってみるのが一番楽で簡単だと思います。
アクネス薬用クリーム洗顔の辛口評価!

有効成分は良いですが、乾燥や刺激が気になります。
有効成分は、”イソプロピルメチルフェノール”という殺菌成分や炎症を押さえる”グリチルリチン酸ジカリウム”が配合されています。
これらの有効成分は、ニキビ予防として使える成分です。
しかし、他の点ではイマイチとしか言えません。
アクネスを使って洗顔すると、肌を乾燥させてしまいます。
界面活性剤ばかりの全成分ですし、”洗浄力は使っていてもわかるくらい強い”です。
乾燥肌の方はもちろんですが、脂性肌でも洗顔後に乾燥を感じるかもしれません。
一部の人には刺激になるような成分もあるので、肌が弱い方は注意が必要です。
アクネスは「ビオレの洗顔料」と有効成分も同じですし、テクスチャーの質感もほぼ変わりません。
香りやビタミンC誘導体が少し違うくらいです。
価格帯が安く、ドラッグストアにも売られているため、つい買ってしまうのもわからなくはありません。
しかし、 ニキビケアとしてはおすすめできません。
今一度、自分の洗顔を見直してみましょう。